トッド・ラングレン 『サムシング/エニシング?』

  • 2007/10/16(火) 23:59:07



随分前から欲しかったアルバムでした。
やっと、こないだの『レット・イット・ブリード』と一緒に棚に佇んでいるのを見つけました。 (ホントは違うお店だけど)
嬉しい!
ただ中古というには『お前さん、もう一声!』(苦笑)っていう価格設定だったけど仕様が無いね。
この機会を逃したらもうお目にかかれないだろうから。

トッド・ラングレンは独特のソウルっぽいポップ/ロック感覚が大好きなミュージシャン。 
この人のメロディー・センスってホンットに並じゃない!
アルバムはそんなに沢山持っているわけじゃないけど、『フェイスフル』ってアルバムのレコードでいうところのB面にあたる部分が、そのソウルっぽいポップ/ロック感覚が前面に出ていて大好きだった。
ただ、この人はしょっちゅうリスナーがついて行けなくなるような実験的なことをやったりする。
それも一枚のアルバムの中でも例えばA面実験でB面はポップみたいなことを平気でやるし。
前述した『フェイスル』もそうなんだけど。
なのでトッドのアルバムは誰が何と言おうと自分で聴いてみるまでは分らないという怖さもあって、この名盤と誉れ高い『サムシング/エニシング』であっても、2枚組ということも手伝ってなかなか手を出せないでいました。

しかし聴いてみたら2枚ともそのトッド特有の万人受けするソウルっぽいポップ/ロック感覚が全開のアルバムだった。
レコードD面にあたる部分はちょっとだけ、これもトッド特有の変態ぽさがあるんだけどこれは許せる程度。
アルバム全体が『表トッド』と言えるようなポップで甘く切ないとろける様な名曲が目白押しでした。
中でも名曲中の名曲といえる『ハロー・イッツ・ミー』や『アイ・ソー・ザ・ライト』なども、今回初めてまともに聴けたのですごく嬉しい♪
若いときに聞き逃したアルバムって今聴くとあんまり面白くなかったりすることが多々あるんだけど これは大当たりだった。
'70年代前半特有の良質なアメリカン・ロックのかぐわしい香りも懐かしくて◎でした!
リマスタリングされたサウンドもちょっとスッキリし過ぎ?って感じもなくはないけど、楽器一つ一つの音がクリアーですごく聴きやすく仕上がってます。

しかしこのアルバムを作った1972年当時ってトッドはまだ20代前半だった筈。
この人って天才だったんだなぁと改めて感じ入ってしまった。
スゴイよ。ホント。
それと天才と気○いは紙一重ってよく言うけど、実験的な『裏トッド』を思うにつけそれもまた真理だななんて思います。
こういう『表トッド』全開のアルバムをまた作ってくれないかなぁとも思うけど、まぁ天才だから意地でも作んないんだろうねぇ。
お金目当てで全然構わないから作ってくれないかなぁ。
まぁ無理だよね。お金に困ってるわけも無いし。(笑)

【蛇 足】
このアルバムも紙ジャケ仕様だったんだけど、これはなかなか良く出来てました。
紙の質感なんかも立派でちゃんとレコードのジャケットを感じさせてくれました。
紙ジャケ仕様で初めて感心してしまった。
やっぱり紙ジャケっていうんなら皆せめてこれくらいはやらなきゃね。

でも相変わらず紙ジャケ仕様のCDは好きじゃないけど。
何度も言うけど取り扱いがめんどくさいです。
ビバ!プラ・ケース!!(苦笑)

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