ビーチ・ボーイス 『ゴッド・メイド・ザ・ラジオ』

  • 2012/07/19(木) 23:30:00




思わずため息がついて出るような素敵なアルバムでした。

とても70近いオッサン達が作りあげた音楽だなんて思えない。


  ・


私が洋楽を聴き始めた'70年代の中ごろでさえビーチ・ボーイズはすでに時代遅れといった感じだった。

'80年前後に『スマイリー・スマイル』や『ペットサウンズ』を聴いたものの自分には全然合わなかった。

だからビーチ・ボーイズに思い入れはないし、あの『スマイル』だってこれからも購入することはないだろう。


ただ'88年のブライアン・ウィルソンの初ソロ。

これは好きだった。

ブライアンと『スマイル』にまつわる悲しいエピソードに詳しくなっていったのもこの頃からだった。


それからだってもう時代は二回り。

自分が歳を取ったからなのか?

それともやりきれないことばかりが目についてしまうこの時代のせいなのか。

このアルバムを聴いていると不思議と楽しかった思い出が逆光の向こう側から蘇ってきた。


冒頭のコーラスとピアノだけのインストナンバーと2曲目のタイトル・ナンバー。

そしてラストの”過ぎゆく夏”。


ブライアンのこれまで歩んできた厳しい道のりの果てに生まれたこんなに美しいナンバーが楽しかった時を喚起させるんだろう。




いつしか終わってしまう夏。

その名残りを惜しんでいたい。

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