ローリング・ストーンズ 『エモショナル・レスキュー』 SHM盤

  • 2012/03/15(木) 21:00:00




ストーンズで初めて原体験したアルバムは『サム・ガールズ』だった。


それから2年。


その間に'70年代のアルバムの全てと'60年代の代表的なアルバムはあらかた所有してしまった。

だからストーンズで待ち焦がれて買った初めてのアルバムがこの『エモーショナル・レスキュー』だった。


期待に胸を膨らませてレコードに針を落とした時のことは今でもよく覚えている。


果たして聞こえてきたサウンドは夢中になった『サム・ガールズ』の延長線上にあった。


オープニング・ナンバーは”ミス・ユー”をもっとファンクっぽくしたような”ダンス”。
というよりも今となっては後の”アンダーカバー”の原点のように聞こえる。

そして大好きな”ライズ”タイプのロックン・ロールの”サマー・ロマンス”や”レット・ミー・ゴー”。

ミックが初めてファルセットにトライしたダブ・ファンクっぽいタイトル・ナンバーの”エモショナル・レスキュー”。

ストーンズ流のレゲエがさく裂する”センド・イット・トゥ・ミー”。


どれもこれもがストーンズ印のついたナンバーばかり。


今でも口ずさめてしまう。(笑)


ということは当時はそれなり聴きこんでいたはずだ。


もちろんがっかりしたわけでは無かった。


でものめり込んで聴くまでには至らなかった。


それぞれのナンバーは良くてもアルバム全体としては散漫でどこか集中力が欠けていた。


でもそうであっても不思議なことに『エモーショナル・レスキュー』にはまだねじふせられてしまうようなパワーを持っていた。

このアルバム以降はそんなパワーも段々と硬直化して減衰していったように思う。

個人的にはこれがストーンズ特有の輝きをもった最後のアルバムだった。


だからもう一回、CDで聴き直してみたかった。



でも久しぶりに聴いてもそんな印象は変わらなかった。

もうちょっと違うものを感じられればと思ったんだけどな。(苦笑)

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する