牧野良幸 『僕の音盤青春記 Part2 1976~1981』

  • 2012/03/08(木) 21:00:00

2012.2.19




内容紹介
グッド・ミュージックが織りなす青春の記録、アゲイン! ちょっとトホホな青春と、それを時にかっこよく時にやさしく彩るグッド・ミュージックの数々。「CDジャーナル」で好評連載中の人気イラストレーター、牧野良幸のコミック & エッセイ『僕の音盤青春記』。好評を得て、待望のムック第2弾の登場です! ロック少年だった牧野良幸が、大学、そして社会人になって出会った音盤の数々を、ちょっぴり情けない、でも笑えて泣けるエピソードとともに“超私的”な視点で描くイラスト・エッセイ。連載時はモノクロだったイラストは全面的にカラーで書き直され、文章も大幅加筆。連載時のファンも必携の内容です。 全話読み切りなので前作を読んでいない方も楽しめます!



前作は作者の中学から高校卒業までを描いていたのだが、まるで自分のことを読んでいるようだった。(笑)


何の取り柄もない地味な聞くだけロック少年。

レコード(音楽)に一番熱中しそして大切にしていた時代。

紹介されたレコードも自分もよく聴いていたものも多かった。


読んでいると自分の中学/高校の頃の記憶が鮮やかに蘇ってきた。



その待ちに待っていた続編。

ようやく図書館がリクエストに応えてくれました♪(笑)


今度は大学入学から卒業。
そして卒業後のニート?な1年間と新たな旅立ちまでを描いている。


ただ自分は大学に行っていない。
だから今回はあんまり自分の記憶が重なるところが無い。

なので下宿生活で描かれる4畳半でトイレは共同なんて貧乏な一人暮らし(当時は普通)に懐かしさは感じない。

そして紹介された音盤自体も今回は自分の趣味とは違うものが多かった。


そんなわけで前作ほどの懐かしさを伴った感動はなかった。

というかそんな大学生活を自分も送りたかったんだよなぁ・・・なんて。(苦笑)



ただ、作者が大学を卒業しても自分の進路がなかなか見いだせずもんもんとしていた時代。

そして藁にもすがるような思いで手にした情報誌でつかんだ将来の糸口。


私も18歳の頃はどうしたらいいのかわからず先が見えずにもんもんとしていた。

そしてスタンドからの帰りにふと見上げたバスの中の広告がヒントになって同じように救われたことも。

その一年後、ジョンの亡くなった日の衝撃と悲しみ。

不安と焦燥感の日々。


物語が終わる’81年は私もまたようやく新たなスタートラインに立った年だった。


後半の一年はやっぱり重なってました。(苦笑)



でも先が見えすぎてしまった今から思うと、先の見えなかったあの頃はなんて素敵だったんだろうとも思う。(笑)

なんにでもなろうと思えばなれたかもしれない。

でも本気でなにかになろうとしなかった。


そこが作者の牧野さんとは決定的に違っていたんだよなぁ・・・

読み終えてそんなことをぼんやりと考えてしまった。


  ・


音楽って聴いていた頃の記憶を呼び起こしてくれるある意味タイム・マシンのような存在だ。


ずっと好きで良かったと思う。

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