佐々木譲 『警官の条件』

  • 2012/02/13(月) 22:45:00

2012.2.2





内容(「BOOK」データベースより)
都内の麻薬取引ルートに、正体不明の勢力が参入している―。裏社会の変化に後手に回った警視庁では、若きエース安城和也警部も、潜入捜査中の刑事が殺されるという失態の責任を問われていた。折しも三顧の礼をもって復職が決まったのは、九年前、悪徳警官の汚名を着せられ組織から去った加賀谷仁。復期早々、マニュアル化された捜査を嘲笑うかのように、単独行で成果を上げるかつての上司に対して和也の焦りは募ってゆくが…。



ずっと絶好調を保っていたような佐々木譲さんだったけど、やっぱり『警官の血』をピークにゆるやかな下降線をたどっているように思いました。

人気の道警シリーズも最近はマンネリとまではいかないまでもさすがに新鮮味が無くなってしまったし、直木賞をとった『廃墟に乞う』にしてもこの人の最上の部類ってわけではなかったし・・・


そうは言ってもこの『警官の条件』は久しぶりにずっしりとした読み応えもあって面白かった。


ただ欲を言うとまったくの新作として読みたかった。

『警官の血』の続編や後日譚なんてやっぱり余計ものだと思う。

確かに加賀谷仁というキャラクターは魅力的だったからあのままフェードアウトしたままにしておくのは勿体ないって気持ちもあったんだろうし、書き足りなかったという想いも強かったんだろう。


気持ちはわかるけど新しいネタがもう浮かばないんじゃないだろうかって寂しくなってしまった。


ま、本当に余計なお世話でしかないだろうけど。(苦笑)

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