三浦しをん 『風が強く吹いている』

  • 2011/12/23(金) 21:00:00

2011.12.12





内容(「BOOK」データベースより)

箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。たった十人で。それぞれの「頂点」をめざして…。長距離を走る(=生きる)ために必要な真の「強さ」を謳いあげた書下ろし1200枚!超ストレートな青春小説。最強の直木賞受賞第一作。



こんな小説が在ることすら知らなかったのだがランニング関係の雑誌で推薦されていたので読んでみることにした。

自分がランニングを始めていなかったら読もうなんて絶対に思わなかっただろう。

私もなかなか分かりやすい人間だ。(苦笑)


とはいえよくありがちな泣けるスポ根ものだとイヤだな〜・・・


なんて思いながら読み始めたのだがこれはよくできた青春小説だった♪


ただお話にはちょっと無理がある。

だって素人集団が僅か半年で箱根の予選会を突破するとか一年足らずで3分/kmペースで20km走れるようになるとかね。

ちなみに私は一年で5分/kmペースで15kmがやっとだった。(恥)

彼らも若いとはいえまず無理だろう!?(笑)


でもこのままだまされていたいと思わせる心地好さがあった。


それは肝心の”走る”ことについての描写に嘘が感じられないからだ。


楽しさ。

気持ち良さ。

スピードへの畏怖。

レースの興奮。

その先へ、もっと遠くへ・・・


読んでいると自分も無性に走りだしたくなってしまう。

そこに青春の甘酸っぱさまでまぶしてあるのだから堪らない。(笑)


終盤のレースの結果には思わず声を上げてしまっていた。

そして気が付いたら目から汗が。


オッサン、いいようにやられてました。(爆)


こんな気持の良い青春小説ってなかなか無いです♪

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