TOKYO No.1 SOUL SET  『TRIPLE BARREL』

  • 2007/10/03(水) 23:38:45



ワタシはもともとヒップホップは大の苦手。
せいぜいスピーチあたりが良いところ。

このトリプル・バレルが出た頃は奥田民生にハマり初めの時期で、他に日本人ので何か良いのないかなと探していた。
雑誌のレビューで取り上げられていてなかなか良さそうだったので聴いてみることにした。
でも実際に聴いてみるまでどんな曲をやってるのか正直分らなかった。
なのでCDは『買って聴く』が基本なのだけど、これはレンタルCDからカセットに録って済ませてしまった。
このカセットはもうどこかに行ってしまったけど。(苦笑)

で、聴いてみると確かにヒップホップの手法で作られたアルバム。
でも聴こえてきた音楽はヒップホップからかけ離れたとてもユニークなものだった。
このアルバムはヒップホップというより、ちょっと変わった日本語のロックとして自分の耳にすんなりと入ってきた。
実際、ソウル・セットの中では一番ロックっぽいアルバムだった。(筈)

バックのサンプリングの音源は、リトル・フィートやザ・バンドなんかのワタシも大好きだった’70年代のアメリカン・ロック/ソウルなんかから録られていた。(ようだ。)
なんとなく懐かしい感じのする聴き心地の良いバックトラックだった。
ボーカルもラップというよりは、詩の朗読というか語りのような感じ。
しかもそこで語られている内容は歌詞というよりも文学的な’詩’。
でもその文学的な詩と語りがワタシの意識を徹底的に刺激した。
聴いているとどんどんイメージが膨らんでいく。
なんとなく短編の映画を観ているようでその世界に浸っているのが楽しかった。
しばらくの間は映画を観るようにこのアルバムばかりを聴いていた。

そして、このアルバムをよく聴いていたのは'96年の1〜2月頃のこと。
吹雪の中、車を走らせながら聴いているとフロントガラスからの眺めがPVのように見えて好きだったなぁ。
特にラストの『27,8』はそんな風景にぴったりな歌で、そこで語られている主人公に『成りきって』聴いているのが大好きだった。(笑)

【蛇足】
このエントリーをまとめていたらどうしてもまた聴きたくなってしまって、スライの『スタンド』を買うつもりだったのについこっちを買ってしまった。
相変わらず中古CDだけど。
それで初めて歌詞カードを眺めながら聴いていたら逆に何を語っているのか、さっぱり分らなくなってしまった。
あれ、こんな感じだったっけ?
で今度は歌詞カードを見ないで聴いたら昔通りにイメージが膨らんできた。
良かったっ。。。(笑)

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