イーグルス 『ホテル・カリフォルニア』

  • 2007/09/26(水) 22:27:02

イーグルスっていうと今でもある種の感慨みたいなものが湧き上がってくるバンド。
そしてこの『ホテル・カリフォルニア』は間違いなくレコードが擦り切れるまで聴いたアルバムだった。
 


このアルバムが発表されたのは高1の冬。
最初はアルバムが発表されて少したってからNHK−FMで全曲オンエアされたのを(学校をサボって)エアチェック(!)したカセットテープで聴いていた。
当時はアルバム全曲オンエアなんて今では考えられないことをやってくれていた。
小遣いの少ない学生の頃だったのでありがたかったなぁ。

しばらくはそのテープをかなり聴いていていたんだけど、もこもこした音に我慢できなくなって高2の4月か5月頃にレコードに買い直した。
それまでもテープで何度も何度も聴いていた筈なのに、レコードになって音質も格段に良くなった(あたり前だけど)せいなのか、また新鮮な感じになって熱に浮かされたように聴くようになってしまった。
それこそレコードを買い直してからの数ヶ月の間は、学校から帰ると直ぐにこのアルバムばかりを繰り返し繰り返し聴いていた。
ホント、よく飽きなかったもんだ。(苦笑)

タイトル曲は言わずもがなで今でも空で歌えるし、例の間奏のギターのツィン・リードだってエア・ギターならぬマウス・ギターで歌えるくらい。(笑)
『ニュー・キッド・イン・タウン』の甘さや 、イーグルスお得意のスロー・バラード『時は流れて』のセンチメンタルな感じも良かったし、 ジョー・ウォルシュのいかにもウエスト・コーストって感じの『お前を夢見て』も大好きだった。
『 素晴らしい愛をもう一度』のグレッチ・ギターの響きも心地良かったなぁ。
そう、キライな曲なんて一曲も無かった。
中でもアルバムの最後を飾る『ラスト・リゾート』がとりわけ好きで『フロンティアなんてもうどこにもないけど、だったらここをフロンティアにしてやるんだ』っていう明日に向けての決意表明は田舎のナイーブな高校生にはそれだけでグッとくるものがあった。
そしてこの歌の最後の最後、キスしてサヨナラさってボーカル〜うねるようなシンセがコーダを繰り返してフェイドアウトしていくあたりはもうとろけるような陶酔感だった。
この陶酔感を味わいたくてアルバムの最初から聞いていたような気がする。

でも当時の評論家やメディアが言っていた退廃と成熟、現代アメリカへの抗議みたいなものは正直分らなかったなぁ。
歌詞対訳もついて無かったし。(苦笑)
ワタシの英語読解能力では断片的にしか理解できなかったしね。
ただ本当にそんなことまで考えて作ったアルバムなのかなぁとも思うけど。

何はともあれ、このアルバムは自分の求めていた音楽に初めて出会うことが出来たアルバムだった。
そしてこの後30年に渡ってロックや音楽を趣味として聞き続けるキッカケになったアルバムでもありました。
そんなアルバムを残してくれたイーグルスには感謝です。
それが良かったことなのかどうかは分らないけど。(苦笑) 

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28年ぶりのスタジオ録音のニュー・アルバムかぁ。。。
なんだかなぁ。。。

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