『孤高のメス』 成島出監督

  • 2011/01/12(水) 23:15:00

 



観る前はTVドラマに毛の生えた感動強制ものだったらどうしようと思っていた。(笑)

ところがどうしてどうして!

確かに日本的にウェットなエピソードはあるがよく抑制されていた。
これがジンワリとジンワリと効いてくる。

久し振りに良い映画を観たなぁという満足感が心地良い。

ずっしりと重く残るものはあるが後味は爽やかだ。


さて、映画の売り?の手術シーン。
そこにはドラマチックな展開は何も無い。
ドクターとスタッフ。
プロとして目に前にあるやるべき事、出来る事を全力でやる。
ただそれだけだ。

でも何事にも中途半端な自分にはそれが一番難しいということだけはよく分かるのだ。(苦笑)


「医は仁術」という言葉を体言した一人の天才医師。
その医師に触発され自分と医療を見つめ直し始める周囲のスタッフ。
彼らが一つの”チーム”としてまとまり成長していく様子が丁寧に描かれている。
そこが何よりも素晴らしい。


10年ほど前の義父の胆管癌の手術を思い出す。
朝の9時から夜中の12時近くに及んだ大手術になった。
術後の説明を担当したドクターから受けたのだがさすがに疲労困憊の様子だった。
彼らもまた全力だったのだ。
今更のように胸が熱くなる。


天才ではあるが生真面目で朴訥とした医師を魅力たっぷりに演じた堤真一。
そしてナースとして人間としても成長するスタッフを演じた夏川結衣。

二人にとっても代表作になるだろう。


  ・
  ・
  ・


手術シーンでの都はるみ。

笑いました♪

この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する