乃南アサ 『禁猟区』

  • 2010/12/22(水) 23:45:00


2010.12.2





内容(「BOOK」データベースより)
捜査情報が漏れている!?刑事が立場を利用して金を動かしている!?警察内部の犯罪を追う監察官はあくまで陰の存在。隠密行動を貫いて「密猟者」を狩り出してゆく。尾行される刑事は意外にも無防備。獣道に沿って仕掛けられた罠に気づきもしない。プロとしての自負が邪魔するのだろうか。監察チームの頭脳プレーを描く本邦初の警察インテリジェンス小説、ここに誕生。



内容紹介の記事にはちょっと違和感を感じる。(苦笑)


前半の二編はちょっとしたことで魔が指した二人の警察官が堕ちていくお話で、私はこういうのって居心地が悪くて苦手なのだ。

しかも内容紹介の記事にあるような監察チームの頭脳プレーなんて全然出てこないし。

このウソツキ!

なんて思ってしまった。


ところが後半の二編。

監察チームの視線で物語が語られ始めると俄然面白くなる。

特に最終話は監察官の面々のキャラも立ってきて、やっとチームとしての結束も感じさせて爽快だった。

もちろんそこには作者の持ち味である人間への温い思いがあるので心地の良い読後感が残るのだ。


このところご無沙汰の音無貴子シリーズに変わる新たなシリーズ化の予感も♪

っていうかシリーズ化して欲しい。

ぜひとも長編を読んでみたい!

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