スピッツ 『とげまる』

  • 2010/11/18(木) 23:00:00

 
  


スピッツの新譜を手にするのは『ハヤブサ』以来だから10年振りか?(汗)

スピッツというとやはり私もご他聞に漏れず彼ら自身がバブルと呼んでいる’90年代の中盤が一番好きだった。

アルバムでいうと『空の飛び方』『ハチミツ』『インディゴ地平線』の頃。

実際にこの時期のスピッツは無敵だった。

柔らかく忍び込んでくるメロディと心を突き刺すような歌詞。

特に”インディゴ地平線”の決意表明にはグッときたものだった。


ただスピッツはこのバブルから意識的に離れようとしていたんだろう。
その後の『フェイクファー』や『ハヤブサ』は随分とハードになってしまった。

その変化は私にはどうしても好ましいものとは思えなかったのでいつしか彼らから離れてしまっていた。



しかし『とげまる』。

随分と評判が良いようなので久し振りに手にとってみた。


”未来からの 無邪気なメッセージ 少なくなったなぁ”


一曲目のこの歌詞にいきなり持って行かれてしまった。

私くらいの歳になると最早自分から積極的に動かない限りそんなメッセージが自然にやってくるなんてことは有り得ないのだ。(苦笑)


このアルバム。

本当に普通に良い”歌”ばかりだった。
もう無闇にハードなロック・バンドを装うこともなく気を衒うこともない。
瑞々しさに溢れている。

メンバー全員がオーバー・フォーティというのにこの瑞々しさは驚異的だ。


ラスト・ナンバーの”理想の世界じゃないけど 大丈夫そうなんで”

ってフレーズにも参ってしまうのだ。



だけど何でだろう?

今ひとつグッとくるものを感じない。
もちろん平均点は充分以上にクリアしているのに。


ただ昔のようには柔らかく突き刺さってこない。


スピッツが一番好きだった’90年代の中盤は私もまだ30台の半ば。
それから確かに私も歳をとった。

歳をとってただ不感症になってしまった。

そんなところなんだろうか?


だとしたら。


やっぱり無邪気なメッセージは遠のいていくばかりだ・・・・・

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  • 2013/11/27(水) 02:13:03

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