時には星の下で・・・・・

  • 2010/05/26(水) 23:00:00

片岡義男なんて正直なところすっかり忘れていた。


でも振り返ってみると村上春樹の登場以前では一番好きな作家だったのかもしれない。
外国文学を訳したような文体とその乾き方は村上春樹とも通じるところがあったのだ。

一般的にもそれなりに人気もあったと思う。
確か’80年前後は毎月のようにこの人の小説が発刊されていた筈だ。


小説に描かれるのはバイクやサーフィン。
そして旅する主人公と彼らに絡む彼女達との気の利いた会話。

大した中身があったわけでは無い。

でも高校を卒業してからの数年間はこの人の小説を熱心に読んでいた。
スタンドからなんとか抜け出そうともがいていた私にはサーフィンもバイクもとても手が届くようなものでは無かった。
その世界がなんとも眩しく見えて恋焦がれるように憧れたのだ。(恥)


いつしかその世界も気恥ずかしいものとなり片岡義男のことはすっかり忘れてしまっていた。


それがここにきてなんとなく思い出してしまった。
また読みたくなった。

バイクに乗ってると不思議に甘酸っぱいものが蘇ってくるのだ。(苦笑)


というわけで先日実家に戻って家捜しをした。

最初はなかなか見つからずに捨てられたかな?
と一瞬焦ってしまったが出てくるわ出てくるわ。(笑)

こんなの読んだっけ?とタイトルさえ忘れていたものまであった。






ただ表紙を眺めて何冊かパラパラとページをめくっていたらそれだけでお腹いっぱいになってしまった。

自宅に持ち帰ってみたものの多分また読み返すことは無いだろう。


でも手元にあるだけで良い。



残っていて良かった。

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