千田 善 『オシムの伝言』

  • 2010/03/15(月) 22:30:00

2010.3.1






日本代表通訳として常に傍らにいた著者が、イビツァ・オシム氏の日本での足跡を克明に記した迫真のドキュメント。日本代表監督としての軌跡、闘病の日々、日本サッカー協会アドバイザー就任から離日まで、その全期間923日の活動と発言が時系列で描かれている。オシム氏の思想とフットボール哲学、サッカー界への提言を伝える。また、はじめて明かされる闘病の記録には、胸を揺さぶられる。構成は、時間軸に沿いつつ、「人生」「スタイル」「リスク」「個の力」「誇り」「自由」「エスプリ」「勇気」「希望」「魔法」など、章ごとに主題が設定された29項から成る。セルビア・クロアチア語に通暁する著者が、オシム氏のユーモアや思想の真髄を伝える。コミュニケーションの精度の高さゆえ、類書とは一線を画するものとなった。すべてのオシム・ファンとサッカー愛好者に贈る書。

「私が日本にいた痕跡を残したい」
――イビツァ・オシムIvica Osim

「この本には、オシムさんの人柄やスタイルが忘れられない人へのメッセージをこめた」
(千田善「あとがき」より)




私だっていつまでたってもうじうじとオシム爺が忘れられない人間だ。(苦笑)

特に無能な決してリスクを犯そうとしない協会と、その協会があなたしかいない!
と選んだ監督とで二人三脚で作り上げたワクワク感の欠片もない代表を見るにつけ、これがオシムだったらワールド・カップ本番に向けて今どんな代表を作り上げていたんだろうかと・・・



それがどれだけせんない事かは分かってはいるのだが。


この本は多分日本人でオシム爺と一番濃密な日々を過ごしたであろう日本代表の通訳だった千田善氏の残してくれたドキュメント。

嘘が無く誠実な人間。
他人(選手)にも厳しいが自分には一番厳しい偉大な教育者。
そして天邪鬼で口は悪いが実は心優しいジジィという今となってはオシム爺のパブリック・イメージそのままのエピソードの数々。

お涙頂戴なんて内容ではまったく無いのだが失くしてしまった未来とその大きさ。
それと爺の無念さだとかを思うと泣けてきてしようが無い。

悔しくて仕方が無いのだ。

本当に悔しい。


いつの日かまた・・・・・

と願ってしまいたくなってしまうのだ。

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あー、ホントにせんない事ばっかを考えてしまう自分がイヤだ!(笑)


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