『ディア・ドクター』 西川美和監督

  • 2010/01/15(金) 23:00:00




前作の『ゆれる』での息の詰まるような緊迫感はこの映画には無かった。

だけど暖かそうに見えながらも不穏な空気が漂よっているような居心地の悪さ。
不意をついて出てくるセリフの一つ一つが胸に刺さって痛かった。(苦笑)

相変わらず言葉での説明は必要最小限に止めて何が本当で嘘で善なのか悪なのか?
観ている者の感情を思いっきり刺激してくれる。

映画はニセ医者の存在を肯定も否定もしていなけど少なくとも視線は暖かかった。
ラストの八千草薫さんの笑顔には救われた。

そして余貴美子さんを初めとして瑛太君や回りを固める役者さんたちはみんな当たり前のように上手かった。

その中にあっても鶴瓶が思っていた以上の好演だった。
というよりも見事なハマリ具合。(笑)
もちろん鶴瓶自身も頑張ったんだろうけどこれは彼を主演に選んだ監督の勝利だろう。

全くもって一筋縄ではいかない監督だ。
いや、ホントにすごいわ。
次回作が早くも楽しみだ。

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