2009年備忘録マンガ・小説編 ベスト5+5

  • 2010/01/13(水) 23:30:00

備忘録と言えるほど読んでもいないのにベスト10になってしまった。(汗)
でもこれ以上絞れないんだから仕方が無い。


1.こうの史代 『この世界の片隅で』

ささやかな日常を過ごせることの尊さと幸せ。
『夕凪の街 桜の国』の時も思ったけれど
今を生きる全ての人に読んで欲しいと思う。


2.志水辰夫 『みのたけの春』

若い主人公達の叫びが切実に響いてくる。
この人の小説は初めて読んだのだけど青春小説の傑作だった。
70歳を越えてこの作家の瑞々しさ。
読んで良かった。


3.牧野良幸 『僕の音盤青春期 1971-1976』

これはもちろん牧野さんの青春期なんだけど、音楽やレコード盤を友として中学・高校を過ごした者にとっての普遍的な青春期だ。
懐かしいやら恥ずかしいやら情けないやら切ないやら。(苦笑)
早く1977年以降の続編が読みたい!


4.みうらじゅん 『色即ぜねれいしょん』

おバカで恥ずかしい青春小説。
でもそれがなんとも愛おしい。(苦笑)
みうらじゅんさんを侮っていた。
イヤ、ホントにすまんかった。(汗)


5.東本昌平 『SS』

忘れ物を思い出して涙するオッサンたちの姿がやけに胸に堪える。
いつのまにか私もオッサンだ。
でも気持ちだけは老け込まんぞ!(笑)


6.志水辰夫 『つばくろ越え』

ハードボイルド時代小説とでもいうのだろうか?
なんとも言えない深い味わいに降参です。


7.徳弘正也 『バンパイア 昭和&近未来不老不死伝説』

身を切るような切なさにやられてしまう。
それにしてもこの下世話な下ネタといったら。(笑)


8.奥田英郎 『無理』

かなり重くて苦過ぎてざらついたものが舌に残ってしまうのだけど紛れも無い力作だ。
でも2度と読み直さないだろうけど。(苦笑)


9.佐々木譲 『巡査の休日』

いつもの道警シリーズと比べると少し軽いんだけどもそれが良い感じの爽やかさにつながった。
でも変わらないのは現場で一生懸命働く者への変らぬ深いリスペクト。
作者のこの暖かい視線にはいつだって負けてしまう。


10.黒田硫黄 『茄子』

可笑しさと哀しさが同居する独特の雰囲気が良い。
もっと早くに読んどきゃ良かったな。



しかし去年は春先からしばらくはあまり何かを読みたいという気持ちが沸いてこなくてどうなるものかと思ったんだけど、こうして一年を振り返ってみるとなんだかんだと面白い読み物に当たってたんだなぁ♪
と改めて思う。

中でもこうの史代さんの『この世界の片隅で』が頭抜けていた。
『夕凪の国〜』から続く集大成の作品で本当に素晴らしかった。
多分こういう題材はもう描かないだろうし描けないだろう。
骨身を削ってこの作品を生み出してくれたことに深く感謝です。

それと遅まきながら志水辰夫さん。
自分の中ではハードボイルド作家っていうイメージが一人歩きをしていて読まず嫌いだったのだけど読んでみてビックリだった。
やっぱり自分の目で読んでみないとと反省です。

ということで今年の最大の期待は『仁』だなぁ。
早く連載終わらんかな。
立ち読み回避も早3ヶ月。
我慢も限界だ!(爆)

それと今年こそは村上春樹の『1Q84』を読まなくてはね。
でも図書館は相変わらず500人待ちだし、
買うにしても上下2巻で4,000円弱って高いんだよなぁ。

って、どんだけセコイんだよ!あん!?(大汗)


2010.1.15追記
佐々木譲さん、直木賞受賞おめでとう!

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