今野敏 『隠蔽捜査』

  • 2009/09/10(木) 22:30:00

2009.8.30




内容(「MARC」データベースより)
警察組織を揺るがす大事件に直面したエリート・キャリア。組織を、そして自らを守るために、彼が下した決断は…。霞ケ関の本庁舎でキャリアの孤立無援な闘いが始まった。警察小説の新天地を拓く書下ろし長編。



政治家・代議士・官僚・役人嫌いの私がまさか警察庁の高級キャリア官僚が活躍する小説を読むことになるなんて。(笑)

だけどこれが滅法面白かった。
悔しいけど。(苦笑)

それはこの小説の主人公・竜崎があくまでも高級キャリア官僚のエリートとして自分がすべきこと(義務)を回りとの軋轢を恐れずにやり遂げようとするからだ。

どこの世界でも何か問題が起きたときの一番の解決方法は、原因を明らかにして再度その問題が発生しないように防止策を考えて地道に検証することだと思うけど、でも誰だってそんな面倒なことはやりたくない。(苦笑)

そしてやり遂げる為には時には上司や部下を説得しなければならずでどこかに妥協点を探しがちになるものだけど、それを弱さを見せつつも信念と持ち前の気転でもって切り抜けていく。

それがまた妙に胃が痛くなるようなリアル感を伴っているから共感してしまうし、読後には仕事をやり終えた後の清々しさまで感じられてしまうのだ。

ま、自分には無理だろうけど。(爆)

それでもって、こんな官僚(人間)もいるとは思えないけど。(笑)


だけどこのシリーズもう3作目まで出ているそうだから続きも読んじゃうんだろうな。
やっぱり悔しいけど。


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