イーグルス 『オン・ザ・ボーダー』

  • 2009/08/12(水) 23:00:00

何年か前から夏になるとCDで買い直したかったアルバムの一枚。
ようやく中古でゲット出来た。(苦笑)

普段はCDの紙ジャケなんて大っ嫌いなんだけど、パッケージを開いて中を確認したときは珍しく懐かしさがこみ上げてきて何とも言えない気持になってしまった。

イーグルスのサード・アルバム ”オン・ザ・ボーダー” 1974




このアルバムを初めて聴いたのは高3のお盆も過ぎた夏休みの最終盤。
確か”風”のセカンドだとか小椋佳だとか(笑)もう絶対に聴くことは無いだろうと思った手持ちのアルバムを何枚かレコード屋に売って手に入れたものだった。

その手持ちのアナログ・レコードも随分前に気がついたら傷がついて針が飛んでしまう状態になっていた。
だからこのアルバムを聴くのは本当に久しぶりで楽しみだった。

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先ずは冒頭の『過ぎた事』。
取り立てて名曲ってわけではないんだけどいかにもイーグルス的な軽快なナンバーで”あぁ〜、イーグルスだなぁ。。。”となんだかシミジミ嬉しくなってきた。(笑)

続く『恋人みたいに泣かないで』もドン・ヘンリー節に溢れた味わいのあるバラードだし、グラム・パーソンズに捧げたというバーニー・リードンの『マイ・マン』も’70年代のシンガー・ソング・ライター的な趣きがあって好きなナンバーだ。

そしてトム・ウエイツのカバー『オールド'55』。
もちろん夜の終わりとしての夜明けを感じさせるオリジナルの方が好きなんだけど、このイーグルスの新しい夜明けを感じさせるバージョンも良い。

また”呪われた夜”以降のイーグルスを連想させるファンキーなタイトルチューンの『オン・ザ・ボーダー』と、このアルバムからの参加となったドン・フェルダーのギターが炸裂するハードな『地獄の良き日』も昔から好きなナンバーだった。

とりわけラストの必殺のバラード『我が愛の至上』。
この官能的な陶酔感はイーグルスでしか味わえない。
彼らのバラードではこの『我が愛の至上』の続編ともいうべき『アフター・ザ・スリル・イズ・ゴーン』と並んで大好きなナンバー。


この”オン・ザ・ボーダー”はイーグルスが爽やかだけどちょっと大人しめだったバンドから本格的なロック・バンドへの一歩を踏み出したアルバム。

もちろん、そんな過渡期の頃だから傑作や名作といったわけではない。
でも『呪われた夜』や『ホテル・カリフォルニア』に比べると逆にシリアス過ぎない軽さを残していて楽しく聴きやすい。
ある意味、一番イーグルスらしいアルバムなんじゃないかと思う。
やっぱりCD買い直して聴いて良かった。


そしてイーグルスと言えば真っ先に思い浮かんでくるのは、ドン・ヘンリーのハスキーな官能ヴォーカル。
もちろん昔からこの人のヴォーカルは大好きだ。

でも今はグレン・フライの甘いヴォーカルに惹かれてしまう。
彼の甘い歌声を聴いていると、何故か過ぎてしまったことや失くしたものなんかがどうしようもない懐かしさとともにこみ上げてくる。
この甘さかげんはホントにちょっとヤバイくらい。

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だから高校最後の夏休みと夏が終わってしまうなんともいえないやるせなさも蘇ってきてちょっと切ない。(苦笑)

みんなどうしてっかなぁ。。。



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