こうの史代 『さんさん録』

  • 2009/07/13(月) 23:00:00

2009.6.19




【内容紹介】
妻に先立たれた男、参平に遺された一冊の分厚いノート。それは、妻・おつうが記した生活レシピ満載の『奥田家の記録』だった。主夫として第二の人生をスタートさせた、さんさんの未来は、ほろ苦くも面白い!『夕凪の街 桜の国』で大ブレークの著者が放つ、ほのぼのコミカルストーリー!



還暦を過ぎて心ならずも主夫となったオヤジとその家族の日常が一見ほんわかしたギャグを交えて淡々と描かれているだけなんだけどこれが面白い。

基本的にこうのさんってやっぱり人間が好きなんだろうね。
良く人間を観察してると思う。
だからこんなにユーモアとペーソスが滲み出てくるんだろう。
やっぱりこの人の本質ってこういうところにあるんだなぁ。

『夕凪の街〜』や『この世界の片隅に』は確かに傑作と呼んでいい作品だと思うけど、さすがに重くて気軽に読んでみようと思えないのが唯一の欠点。
だけどこの『さんさん録』は肩の力を抜いて何度でも味わいたくなる。

それにしてもこの人の絵柄って柔らかいからうっかりしていると見過ごしてしまいそうなんだけど、結構生々しいというかヒドイつっこみがまた。。。
そこまで言うか?って感じで。(笑)
ま、それもこの人の魅力と言えば魅力の一つなんだけど。

さて、今度は『ぴっぴら帳』も読んでみなくては♪

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