牧野良幸 『僕の音盤青春期 1971-1976』

  • 2009/01/15(木) 23:55:00

2008.1.11



[出版社商品紹介]
レコードが輝いていた、あの時代―70’sグッド・ミュージックが織りなす、青春の記録!牧野良幸的、70年代音楽クロニクル!『月刊CDジャーナル』で好評連載中の『僕の音盤青春記』が待望のムック化。
岡崎の田舎少年であり、"聴くだけロック"少年だった牧野氏が中学、高校で出会った70年代の音盤の数々を、青春の思い出とともに"超私的"な視点で描くイラスト・エッセイ。家族、友人、学校、受験、初恋、そして――。そこにはいつも、レコードがあった。

[帯より推薦文抜粋]
多感な頃に聴いたポップ音楽は心の小箱にそっとしまってある宝石のようなもの。成長した今もその輝きは色褪せない。「あの頃、僕をかばってくれた数々のポップ・ソングにありがとう。」この素敵なイラスト・ブックを手に取ると、牧野さんのそんなささやきが聞こえてくる。――佐野元春


読んでみると、なんかまるで自分のことが描かれているみたいでした。(笑)

私は牧野さんよりも3歳ほど年下になるんだけど、一番最初に買った洋楽のアルバムは偶然にも牧野さんと同じくS&Gの日本企画盤の2枚組みのベスト・アルバムだったし、ロックにのめり込むきっかけになったのも高一の時に同級生から借りたビートルズの『サージェント・ペッパーズ・・・』だったり。。。

週間FMやFMレコパルなんかを片手に学校をサボって必死にエアチェックなんかをやっていたりと思い出が重なるところがいっぱいです。

多分、牧野さんの私的な青春記は”聴くだけロック少年”だった者達にとっての普遍的な青春期になってるんでしょうね。
だから好みの音楽自体は微妙に異なっていても、中学・高校当時にやったり感じたりしていた事はほとんど同じなので読んでいて楽しくてしょうがなかった。

それに各エピソードのイラストが独特の味わいを醸し出していてこれがまた楽しくて楽しくて。
っていうかこのムック本の楽しさはこのイラストがあってこそですよね。
牧野さんの本職はイラストレーターだし。(笑)

特に『ある愛の詩』のエピソードのイラストにちらっと書かれていた”レコード買いとは決して後悔しないこと”。
これはもちろんこの映画『ある愛の詩』のコピー”愛とは決して後悔しないこと”のパロディなんだけど、その意味するところはよぉ〜く分ります。
だってこれ私の昔からの座右の銘です。(爆)
今でも外れたときって泣きたくなりますもん。

それがロック聴き始めの高校の頃なんかは、レコード屋の棚に並んでいるレコードのそれこそ全てを聴いてみたい欲しい!
ってくらいの時だから一枚を選ぶのもどっちにしようどうしよう?って1時間くらいも迷いに迷って。
そのあげくに外れたときの絶望感っていったら。。。orz
さすがに牧野さんのように外れたレコードの交換を頼みこんだことは無かったけど。(苦笑)


いやもうとにかく当時のことを懐かしく想い起こしながら楽しく、また時にしんみりと読ませて頂きました。
牧野さんに感謝です。
そしてもちろん実家の押入れに眠っている私のかつての音盤達にも。

  ・
  ・
  ・

それにしても牧野さんの記憶力ってすごいですよね。
よくこんな細かいことまで憶えてるなぁと。
でも考えてみるとレコードにまつわる話って不思議と結構覚えてるもんですよね。

高校の入学祝いでやっとの思いで買ってもらったのがパイオニアのシスコン。
家計を自主的に考慮して?選んだのはシリーズの中では上から3番目(一番安い)のヤツだった。(苦笑)
でも嬉しかったなぁ。
なにせ、それまでがこんなのだったから。

 ↓↓↓↓↓↓   



だから部活からワクワクして帰った夜にヘッドフォンで初めて聴いた時の感動って今でも忘れられない。
ハーブがボロロロロ〜ン♪って鳴って、うわぁ〜スゲェ、良い音だなぁ〜っと。
その頃はまだロックに目覚めていなくて用意して聴いたのは”風”の2ndアルバムだったっけ。。。

ロック夜明け前の思い出です。



この記事に対するトラックバック

この記事のトラックバックURL

-

管理人の承認後に表示されます

  • From: |
  • 2013/07/14(日) 16:51:16

この記事に対するコメント

この記事にコメントする

管理者にだけ表示を許可する