さそうあきら 『おくりびと』

  • 2008/09/19(金) 23:20:00



生(性)と死。
鎮魂と再生。
そして寄り添うように自然にそこにある’音楽’。

さそうあきらさんが一貫して描いてきた世界。
それらがこれまでの作品の中では一番穏やかな表情で調和を見せています。

エピソードの一つ一つにはいつものようにトゲがちくっと刺さって痛みを感じることもあるけれど、今までにないほどの柔らかい眼差しで描かれているので
心の弱いところを強く揺さぶられるような感じです。

納棺士によって穏やかな表情を取り戻す’おくられる人々’。
そして’おくる人々’の想いと祈り。

なんというか。。。


降参です。(苦笑)

また、いつかほとぼりが冷めてから読もうと思います。
直ぐに読み返すなんてそんなもったいないこと出来ません。

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長年連れ添った(であろう)夫への最後のお別れにと、奥さんやまだ小さい孫に、そして所縁の女の人たちが泣き笑いながら(夫の)顔中にキス・マークを残してあげるエピソード。


私も最後はそんなふうにおくられたいものです。(笑)

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  • 2013/12/15(日) 17:43:30

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