谷口ジロー 『冬の動物園』

  • 2008/07/24(木) 22:30:00

2008.07.20

谷口ジロー 『冬の動物園』





谷口ジローさんの自伝的要素が強い作品だそうだけど、
どこまでが実体験でどこまでがフィクションかなんてことはどうでもよくて。
不安と希望を抱えた若者の普遍的な物語として楽しめました。

特に病気の彼女との病院でのつかの間の再会のシーン。
心の弱いところをつつかれて鼻の奥がツーンとしてしまった。(苦笑)
ギャラリーのジイチャンやバァチャンのさりげなさがまたね。。。
ホントにうまいんだ。

他にも冬の動物園の静寂だとか
夏の公園の風景だとか。。。

小説で言うところの行間の味わいに溢れてます。
なかなかこんな風に描ける作家っていないもんです。
本当に敬愛すべき作家の一人です。
谷口ジローさんは。


ただ今回は個人的にちょっと失敗したかなと。
それは、読むのをもう少し寒いというか涼しくなる頃まで待てば良かったなぁって。
だってこの作品、寒いくらいの時の方がもっと味わいが深まりそうなんだもん。(笑)

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このマンガ、少し前に『孤独のグルメ』と一緒に買ったんだけど、『散歩もの』にしないでこっちにしてホント良かった。(毒)

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