西風 『GTロマン』

  • 2007/07/15(日) 16:52:01




先週の日曜日、幌を下ろして走っている赤いエランを見かけて思わず、おっ、エラン!良いなァ!なんてつぶやいてしまった。(ユーノス改じゃなかったよな?(笑))
エランっていうのは、F1でも活躍したイギリスのロータスっていう会社の40年近く前(!)のオープン・スポーツカー。
ワタシ自身は全然車のマニアではないし、今乗っているのも何の変哲もないファミリー・カーだけど、
エランのような名車/旧車を見かけると、やっぱ一度でいいからこういう車を持ってみたいもんだと思ってしまう。まっ、無理なんだけど。(笑)

昔は車についてはほとんど興味も知識もなく、また外車っていえばBMWとベンツとフェラーリくらいしか知らなかった。セブン?RX7のことだろうと。
『GTロマン』もどこかの雑誌で見かけても車のマンガだろ?ってことで敬遠してた。
ところが何かの書評を読んで面白いのかなと思って読みはじめた。確か'90年前後のこと。
このマンガ、いろんな車が登場するんだけど自分が知っているような車は一台も登場しない。
特に車好きでもなかったワタシには面白くなくて当然なんだけど、不思議に面白い。
それは作者の'車への愛'に溢れていたことと'車に対して限りない愛をそそぐ人達’が本当の主役だったから。
最初は確かに車寄りの内容だったのが、どんどん登場人物達が中心になって最後の方では車は物語のちょっとしたアクセントって感じになっていった。(それはそれで寂しいけど)
そして物語に登場する人物達は実に魅力に溢れていた。
ちょっと不良っぽくて(決してワルでは無い)愛すべき連中ばかり。
奥さんの勘違いもあってどうしても欲しかった先ほど紹介したエランを買ってしまい怒られる小遣い亭主だとか、
せっかくデートに誘うのに成功したのに考えなしに愛車スーパー・セブン(原始的なオープン・スポーツ)でドライブに出かけて彼女を雨風&排気ガスに曝して振られてしまうバカ者だとか。
あと、西風氏の描く女性達もかなり魅力的だった。(っていうより好みです。(笑))
それに、この人の絵って誰にも似ていなかったのも良かったなぁ。

そうして読み進めるうちにワタシもどんどんエンスーな車に詳しくなってしまった。
一時期は先の小遣い亭主のように、NAVIだとかカーグラだティーポだとか車の雑誌を月に5冊以上は買ってたかな。
今はもう物欲が沸いても悶絶するだけなので一冊も買ってないけど。(苦笑)

ただ西風氏を最近はあんまり見かけない。
最近の若い人達にとっては車は遊ぶ為のただの道具って感じだろうし、老いも若きもみんなミニバン化してしまった今の世の中では、西風氏もさぞ書きにくいことだろうと思うけど。
でも、そろそろ新作が読みたいなぁ。


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