佐々木譲 『密売人』

  • 2011/10/20(木) 22:30:00

2011.10.12




内容紹介
10月も半ばを過ぎ肌寒くなってきた北海道で、ほぼ同時期に三つの死体が発見された。函館の病院にて為田俊平の転落死、釧路の漁港にて飯森周の水死、小樽の湖畔にて赤松淳一の焼死。それぞれの事件は個々に捜査が行われ、津久井卓巡査は小樽の事件を追っていた。一方、札幌大通署生活安全課所属の小島百合巡査は、登校途中の女子児童が連れ去られた一件に、不穏な胸騒ぎを感じていた。三か所で起こった殺人と小島の話から、次に自分のエス(協力者)が殺人の狙いになると直感した佐伯宏一警部補は、一人裏捜査を始めるのだが・・・・・・。



期待の道警シリーズ第5弾。

エンターテイメントの読み物としては相変わらずの高水準。

タイトルがなんで”密告”ではなく”密売”なのかがわかるラストも心憎い。

そして佐伯も津久井もようやく組織とは雪解けの気配が・・・

どうなる昇進は!?


なんて次回作への撒き餌もすでに。(笑)


  ・


たださすがに3作目くらいまでのようなわくわく感に乏しい・・・


読み手の私が勝手に飽きてきただけなら良いんだけどね。(汗)




『警官の血』のような重厚な小説を待ってます!

The Sad Cafe 〜 柳ジョージさんを偲ぶ 〜

  • 2011/10/14(金) 22:40:00

柳ジョージさんが亡くなってしまった。

享年63歳。

まさかこんなに早く逝ってしまうとは・・・


ただ私が彼のオリジナル・アルバムを最後に買ったのはもう30年近くも前のことで、熱心なリスナー/ファンだったなんてとても言えない。

アルバムを買ってはガッカリしたことの方が多かった。(汗)



それでも熱心に聴いていた”歌”があった。


『祭ばやしが聞こえるのテーマ』

『時の流れに』

そして

『同じ時代に』


特にこの3曲は20歳前後のどうしようもなくもやもやとしていたあの頃の自分に随分と寄り添ってくれたものだった。



感謝です。



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確か1stか2ndアルバムを発表した頃にGOROか週間プレイボーイのインタビューで”ジョー・コッカーに似てますよね?”って言われてちょっと憤慨気味に”ジョー・コッカーって嫌いなんです”って答えてたっけ。(苦笑)

憤慨した意味は分かるけどやっぱりちょっと似てましたよ。

良い意味で黒くなりきらないヴォーカルなんかは・・・


  ・


酒豪でならした人だけどこのところ肝臓やすい臓の病気を患っていたらしい。

ちょっと他人事ではいられない。


それでもこれからバーボンでも飲んでジョージさんのベストCDを聴こうと思います。


そうやって冥福を祈ります。


合掌。

再始動

  • 2011/10/13(木) 23:00:00

筋肉痛がようやく抜けてきたのでひざの痛みはまだ少し残っているけど今日からランニングを再開した。


ただ自分のような初心者はフル・マラソンから身体が完全に回復するのは内臓も含めると3週間から一ヶ月ほどもかかるんだそうだ。

結構、長くかかるものなんですね。(汗)


今日でフル・マラソンから中三日。

なのであんまり無理をせずにリハビリの感覚で6kmを30分ほどで走って終わりにした。

身体はやっぱり少し重かったかな。

一汗かいたくらいだったけどちょうど良かったみたいだ。


今月はこんな感じでのんびりといこう。


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なんかこのまま腑抜けていきそうで怖い。(苦笑)

秋のオレ・チャレ@2011 42.195km 新潟シティマラソン

  • 2011/10/10(月) 18:00:00

昨日は50歳にして人生初のフル・マラソン。

新潟シティマラソンを走った。

ジョギングを始めた10か月前はそんなつもりは毛頭無かったのに!(苦笑)


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Knockin' on Heaven's Door ?

  • 2011/10/08(土) 18:00:00




明日のゼッケンを受け取ってきました。

早くも緊張気味。(苦笑)


ガンバレ、自分!

土田世紀 『雲出づるところ』

  • 2011/10/07(金) 21:00:00




土田世紀は昔から好きなのだが単行本でまとめて読むのは意外にもこれが初めてだった。


さてお話はこうきたらイヤだなと思う不幸が主人公の二人にこれでもかこれでもか!

と襲ってくる展開で否応もなくたじろいでしまった。(苦笑)

そして結局は主人公の二人は不幸の果てまで行き着いてしまう。


でも読んでいて不思議に陰鬱な気分にはならなかった。

読後も深い哀しみが残るけどそこに絶望はない。


土田世紀はいつも”人”を信じている。


この真向ストレート勝負はまるで川上健一のようだ。(笑)



だったら嫌いなわけがないじゃないか。

『トゥルー・グリッド』 blu-ray コーエン兄弟監督作

  • 2011/10/05(水) 21:00:00




さすがはコーエン兄弟!

真っ当でいて実にスタイリッシュな西部劇を作ってくれた。

本当にお見事!!


そして意外にもこんな苦いお話だったのかと・・・

ジョン・ウエイン版は幸か不幸か見たことがなかったのだ。

ラスト近くのマティの吐き捨てるような”トラッシュ!”の一言が静かに胸に突き刺さったままだ。


一部にはコーエン印がついてないなんて批判があるようだけど別に良いではないか。

私はなんとなくデヴィッド・リンチの『ストレート・ストーリー』を思い起してしまった。

あちらも一見心温まるようで不思議な苦味が残る映画だった。


コーエン兄弟は自分にとって当たり外れがある作家だけど今作は『ノーカントリー』に続いて大当たりだった♪


  ・


マティ役の女の子。

ヘイリー・スタインフェルド

メイキングではただのUSAな素顔にちょっとがっかり。(苦笑)

ブラインド・フェイス 『スーパー・ジャイアンツ』 SHM盤

  • 2011/10/03(月) 21:00:00




このアルバムを歴史的な名盤と思ったことはないけれど、レコードのA面は割りと好きで昔からたまに棚から引っ張り出しては聴いていた。


そのA面の収録された”マイ・ウェイ・ホーム”と”プレゼンス・オブ・ザ・ロード”。

アルバムはこの2曲に尽きるわけだけど、この畢生の名曲を挟むような感じの”泣きたい気持”と”オール・ライト”も割と好きなのだ。


B面も延々とドラム・ソロが続く”君の好きなように”なんか止めて普通のナンバーだったら素直に名盤と呼べるアルバムになったのにと思う。
もったいない。

”ジンジャー・ベイカーの好きなように”させ過ぎでしょ?

まったく!(笑)


というわけでCDで買いなおして久し振りに聴いてみたのだが印象は昔と変わらなかった。

音質も2010年リマスターということで期待したのだがそんなに向上しているのかなといった感じ。


ただやっぱり”マイ・ウェイ・ホーム”と”プレゼンス・オブ・ザ・ロード”。

この2曲は若い頃よりもずっと胸に沁みるものがあった。


”プレゼンス・オブ・ザ・ロード”はクラプトンのライブ・バージョンも悪くは無いけれどやっぱりこのアルバムのウィンウッドのボーカル・バージョンが一番好きだ。

全然黒人っぽいとは思わないけど伸びやかなボーカルは圧倒的だ。



それにしてこのナンバーを書いたクラプトンがこのとき25歳で、歌ったウィンウッドが21歳って・・・


なんて早熟だったんだろう。