志水辰夫 『夜去り川』

  • 2011/09/29(木) 21:00:00

2011.09.15





内容(「BOOK」データベースより)
渡し舟の船頭に身をやつし―男の目的はいったい何なのか。黒船が来航し、武士としての誇りを失いかけた男が選んだ道とは。



時代小説は藤沢周平が亡くなってからはとんとご無沙汰だった。


それが二年前に志水辰夫の『みのたけの春』を読んで以来、この人の新作が待ち遠しくて堪らなくなった。

暗い闇と重い澱から抜け出した後期の藤沢周平に通じるところがあるからだ。



そして今作もシミタツ節を存分に味わえた。


図らずもモラトリアム的な気分?を抱え込んだ主人公が良い。

その気分はもちろん背負っている重荷からきているのだけど幕末の時代に武士としてどう生きていくのか?

青年らしく思う姿が懐かしく胸がいっぱいになる。

読後は清々しさでいっぱいになった。




ただ後半というか残りの1/4はいくらなんでも展開が急過ぎたように思う。

なんだか無理やり終わらせたみたいな。(苦笑)


最初の3/4までは満点だったのに。

それだけがちょっと残念。

いよいよ

  • 2011/09/27(火) 21:00:00

9月の(ランの)走行距離はなんとか200kmを超えそうだ。

風邪をひいたり出張がちだった8月よりはなんとか距離を稼げた。


ただあんまりロング走が出来なかった。


大会までに30kmをもう一回は走っておこうと一昨日の日曜日にチャレンジするつもりでいたのに前日のツーリングの疲れからか眠気に負けて結局起きれなかった。。。orz

やっぱ歳だなぁ。(笑)


 ・


さて新潟シティ・マラソンまであと二週間をきった。

走る距離は抑え気味にして身体から疲れを取り除いていく時期なんだそうだ。

というところでこんなものがようやく送られてきた。





もうジタバタも出来る時期じゃないというのに焦ってしまう!(苦笑)




完走したいなぁ・・・

裏磐梯ツーリング

  • 2011/09/26(月) 23:00:00

一昨日の土曜日は久しぶりにCB223Sに乗って福島の裏磐梯方面にツーリングに行ってきた。





続きを読む

ビル・エヴァンス 『ワルツ・フォー・デビイ+4』

  • 2011/09/21(水) 21:00:00




普段ジャズには全くといって関心が無いがふと強烈に聴きたくなった。


自分はジャズの世界は全然詳しくないのでこのアルバムがどれだけの歴史的価値を持っているのかなんてのは実感としてよく分からない。


ただビル・エヴァンスの聴き手に語りかけてくるようなピアノが素晴らしいってことは理解できる。

リリシズムに溢れてる。

特に冒頭の”マイ・フーリッシュ・ハート”から”ワルツ・フォー・デビイ”の流れに心を惹かれる。


甘く苦い思い出を喚起するようなジャケットがまた好ましい。


  ・


このアルバムが録音されたのは私が生まれてから約5ヶ月後。

50年も前のことだ。

もちろんピアノとベースとドラムだけのアンプラグド。(苦笑)

それが今も普通に聴けてしかも何がしかの感動を与えてくれるって、これはすごいことだと思うのだ。

アブラクサスの祭 加藤直輝監督

  • 2011/09/19(月) 21:00:00




観終わった後に強烈な感動が襲ってくるわけでもなく、かといって癒しがジワジワと効いてくるわけでもなく・・・


必要以上に説明することのない淡々としたペースは好感は持てるのだけど今ひとつその世界に入っていけなかった。


真面目に作ってるなぁってのは充分伝わってくるんですけどね。




でもラストの”ハレルヤ”は良かったです。

まだ聴いたことのないレナード・コーエンを聴いてみたくなった。


  ・
  ・
  ・


原作の方が面白そうだ。(苦笑)

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 ロバート・ゼメキス監督 Blu-ray

  • 2011/09/16(金) 21:00:00




最近はあんまり観たい新作がリリースされないのでBlu-rayで'80年代の旧作ばかり観ている。


バック・トゥ・ザ・80's!!(笑)


というわけで『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を久し振りに観直してみたわけどこんなに良く出来ていたっけ?


なんて感心してしまった。


公開当時から定評の神の細部への宿りぶり?はもちろんのこと、恋も友情も涙も笑いも全部ぶっこんだ素晴らしい娯楽作品だったのだ。


全然、色褪せてない!
 

  ・


それにしても25年前の"現在"がやたらと懐かしい。


ナイキのテニス・シューズにウォークマン(AIWAだけど)にハイ・ライズ?のスリム・ジーンズ。


なんだか25年前の”現在”にタイムスリップしたような感じだった。


主演のマイケル・J・フォックスもまだ軽やかだしね。

この頃はまさか何年後かに難病に襲われるなんて思ってもいなかったろう。


私だってあの頃は身体のどこにも痛いところなんて無かった!

なんてちょっとシミジミしてくるのだ。(苦笑)



まさかこの映画を観てシミジミするときが来るなんてね。



いつのまにか'80年代も随分と遠くなってしまったもんだ。

村上春樹 『1Q84』 BOOK1〜3

  • 2011/09/14(水) 22:30:00

2011.9.1



満を持して?一気に読んでみた。

ようやく異常なブームも落ち着いたのでそれほど待たずに図書館から借りれるようになったのだ。(爆)



 ・


変らぬ世界感と独特の文体が読み手の意識をビンビンに刺激してくる。

面白くなかったなんてことはない。

一気に読んだくらいだから面白かったのだ。

一気にとはいっても4週間かかったが。(汗)




ただ何を描きたかったのか正直なところよく分からない。

全然消化もしてません。


かといって再読して消化したくなるほどでもない。



さすがの村上春樹さんも最近のこういった路線は『ねじまき鳥クロニクル』を頂点にゆっくりと下降線をたどっているように感じる。


それともBOOK4で感動的な大円団を迎えるのだろうか?

このまま何もかも投げ出したまま終わるってとても不親切だと思う。


BOOK4?

あるでしょう!?(笑)



ただ運命の美少女を描くのはさすがだった。


ふ・か・え・り♪

参りました。

降参です。(笑)


あとBOOK3に入ってからの牛河もたいそう魅力的でした。




以上!

くるり 『TOWER OF MUSIC LOVER2』

  • 2011/09/08(木) 21:00:00




一曲目の”奇跡”をはじめとして、どこかで不安を抱える心にそっと寄り添ってくれているようなナンバーがずらっと並んでいる。


ここ5年間の『くるり』としか言いようのない”歌”。


もちろん明確な意思を持って選ばれたのだろう。

ベスト盤とはいいながらアルバムとしての統一感がある。


前回のベスト盤と同様に思った以上に良かった。




それでも、一抹の寂しさを感じる。

かつての青臭いけれど胸を焦がすようなナンバー。


”ロックンロール”や”東京”、”ばらの花”・・・


岸田繁にはもうあんなナンバーは書けないし書かないんだろうね。

5年待ってみたんだけどね。

寂しいけどこればっかりは仕方がない。


 ・
 ・
 ・


オッサンだってまた胸を焦がしたいんだ!

若手よ、早く出てこい!!(爆)