『マラソン・マン』 ジョン・シュレンジャー監督

  • 2010/11/26(金) 23:00:00

 



これは!

という新作もないのでちょっと微妙だけれどずっと見逃していたこの映画を選んでみた。(汗)


メイキングを見るとプロデューサーは芸術映画としてのサスペンススリラーを創りたかったそうで、その為にキャストや監督には知的な人たちを選んだなんてことを言っていた。


なるほど、確かにクールな印象のサスペンス映画だった。

これであともう少しギュッと絞ったような凝縮感があればその目標はほぼ達成されたんじゃないだろうか?

ただ、さすがの演技をみせたローレンス・オリヴィエやダスティン・ホフマンといったキャスト陣に比べると、監督だけがこのサスペンススリラーにはいまいちはまっていないようだ。

ジョン・シュレンジャーと言えばもともと”真夜中のカーボーイ”のような社会派/人間ドラマを得意とした人だ。
この人を監督に選んだのはちょっと失敗だったんじゃないだろうか?

とはいえ映画を観たなぁという満足感はしっかりと残ったから別に面白くなかったわけではない。

だけど名作だ、傑作だ!

って持ち上げるほどでも無いでしょ?


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もちろん、100円返してよ!

なんてツタヤには行きませんでしたよ。(笑)

ポール・オースター 『オラクル・ナイト』

  • 2010/11/23(火) 20:00:00

2010.11.16
 




内容(「BOOK」データベースより)
重病から生還した34歳の作家シドニーはリハビリのためにブルックリンを歩き始める。不思議な文房具店を見つけ、そこで買ったブルーのノートに新しい物語を書きだすと…。美しく謎めいた妻グレース、ダシール・ハメットのエピソード、ガーゴイルのように動き出す物語の渦。ニューヨークの闇の中で輝くものを描き出す、感動の長編。



ストーリー・テラーとして名高いポール・オースターの小説を読むのは今回が初めてだった。

読む前はもっと小洒落てちょっとジーンとくるような良い話を書く人だと思っていたのだがその予想は良い意味で裏切られた。


まさしくストーリー・テラー!

のっけから知的好奇心を激しく刺激してぐいぐいと読ませること。

私は基本的に小説内小説という技法は好まないのだが、それでもこの重層的な視線に唸らされた。

お話そのものはちょっと村上春樹の『ねじまき鳥クロニコル』を思い起こしてしまった。

ただ『オラクル・ナイト』には寓話的な要素はない。

だから癒しも許しも祈りも無い。

残ったのは静謐で悲劇的な結末。



そしてこの悲劇をどう受け止めたものか?

ちょっと困惑している。


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読みやすい日本語訳は特筆もの♪

晩秋の山小屋ミーティング@2010 〜 半世紀少年祭り(前夜祭) 〜

  • 2010/11/21(日) 17:45:00

 
この週末はいつものオヤジ達と恒例の山小屋ミーティング。





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スピッツ 『とげまる』

  • 2010/11/18(木) 23:00:00

 
  


スピッツの新譜を手にするのは『ハヤブサ』以来だから10年振りか?(汗)

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志水辰夫 『引かれものでござい』 

  • 2010/11/17(水) 22:30:00

2010.11.2

内容(「BOOK」データベースより)
中継抜きで疾風のごとく駆け通す―スピードと信用が売物の、幕末の流通革命「通し飛脚」。注文主の難題を担いで江戸を発つ身ゆえ、予期せぬ異変は常のこと。切れかかった命綱をたぐり寄せつつ、ようやく見えたのは鬼か仏か―。越後の川に堰かれ、甲州上総の森に迷い、百里四方に展開する三つのサバイバル劇場。






期待の蓬莱屋飛脚シリーズの第2弾。


飛脚にまつわる思いもかけない事件とその事件にまつわる様々な人との出会い。

事件と登場人物が絡み合いもつれて迎える先に何が?


『旅は道連れ』での壮絶な山越えの果てに待っていた”もの”。

あまりにも爽快で思わず笑みがこぼれてしまうのだ♪

久し振りにワクワクしながらページを読み進めてしまった。


そして収められた中編3話はどれもがこの人にしか書けないハードボイルドな人情話。

楽しいだけはなく相変らず胸に沁みわたる。

晩秋の半日ツーリング

  • 2010/11/14(日) 21:20:00

昨日はこの時期の新潟にしては珍しくお日様が顔を出す良い天気♪
風邪も治ったのでちろん先週のリベンジ!
とばかりツーリングに出かける気満々だったのに。


のに!?



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サントリー 『余韻の贅沢』

  • 2010/11/12(金) 23:45:00





期待の贅沢シリーズ3弾目♪

とは言っても1弾目の『絹の贅沢』はチェック漏れで飲んでないのだ。

痛恨の極み。。。orz


それはともかく・・・・・

発売日に会社からの帰りにヤマヤに寄ってみたらもう2箱しか残っていなかった。

危ない、危ない!
みんな期待してんだね〜♪(笑)


というわけで期待に胸を膨らませて飲んでみた。

すると答えは既にパッケージの色に隠されていた。


琥珀の贅沢 ⇒ 赤

余韻の贅沢 ⇒ 茶


『琥珀の贅沢』の味をさらに一回り濃くした。
そんな感じだ。

う〜ん、でもこれ。

『琥珀の贅沢』ではなんとか保っていたバランスがちょっと崩れてしまったような感じがする。

濃い口が好きな私でも今回はさすがにこの特徴的な香ばしい甘さもちょっとくどい。

しかも黒ビールとも言えないし。

今回の『余韻の贅沢』はちょっとやり過ぎた。

少なくとも私には。




となると・・・・・



来月の『かほりの贅沢』に賭けるのみ!


まだまだ懲りて堪るか!?(爆)

『ヒポクラテスたち』 大森一樹監督

  • 2010/11/11(木) 22:45:00





 
あー、なんて懐かしい。

’70年代の残り香がプンプンと漂っている。



映画はモラトリアムな日々を送る医大生たちの青春グラフィティ。

物語は医療や堕胎など決して軽くは無いテーマを交えて淡々と進んでいく。
でもそれぞれのエピソードにリアリティがあるのは、監督自身の経験によるものだからなんだろう。

思っていたよりも悪くは無かった。

というよりもずっと面白かった。


但し、ラストの10分を除いて。(苦笑)

青春の挫折・絶望や喪失を描いているのだが、これが昔の邦画にはよくありがちな説明過多でいかにも観念的。

ここがもっとスッキリとしていたら最後の主人公たちのその後のテロップにももっとジーンと来ていただろう。

ランちゃんの笑顔にも。


ちょっともったいなかった。



ただ大森一樹がこの作品の後で村上春樹の『風の歌を聞け』をなんで映画化したのかが分かったような気がした。
村上春樹の初期作品の主人公”僕”と『ヒポ〜』の主人公たちの抱える絶望や喪失は同種類のものだったからだ。

でもその『風の歌を聴け』にしても未だに観ていない。

だって原作の持つあの空気感をうまく映像化なんかできっこない。
この『ヒポ〜』を観てこの想いはますます強固なものになってしまった。(笑)


この頃の大森一樹監督は期待の新星だったと記憶している。
私もそれまでの邦画の枠を超えた映画を撮ってくれるのではとかなり期待をしていたのだけど、いつのまにか只の職人監督になってしまった。


これもちょっと残念だったな。

川上健一 『祭り囃子がきこえる』

  • 2010/11/10(水) 22:30:00

2010.10.30

出版社紹介
祭り囃子が呼び起こす優しい記憶の物語
死んだと思っていた恋人との偶然の出会い、幼い頃に別れた父親との再会・・・・・・。祭りの夜を舞台に描かれるハートウォーミングな8つの短編。情緒あふれる祭り囃子に、誰もが心地よい郷愁に誘われる。





相変らずベタと言っても差し支えない8つの物語。

もうベッタベタ。(笑)



でも、なんの問題もありません。


個人的には『翼はいつまでも』のような中学生を主人公にしたお話しが一番良かった♪

確かに自分も主人公のような気持ちや想いを抱えていた筈なのだ。


壊れてあちこちに散らばった記憶の欠片がうずきだす。(苦笑)



そしてそんな瑞々しい想いを忘れずに物語にしてしまうこの還暦を過ぎた作家は本当に大したものだと思う。




ベタで何が悪いのだ、アン?(笑)


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小説を読んだのは思いっきり久し振りだった。
調べてみたらまともな小説は昨年暮れに読んだ『巡査の休日』以来。(汗)

今年は音楽や小説のように他人が作ってくれたものを享受するよりも、自分が実際に動いて楽しみを作り出す方がずっと面白かったのだ。

実際、バイクのツーリングやキャンプなんかはどこに行こう?
妄想計画しているだけで楽しかったのだ。
結局、たいした回数は行けていないけど。

ただそのバイクもここ新潟では今年はもうじき店じまい。


そろそろ読書の秋冬に突入か?(苦笑)

悲しいほどお天気 ?

  • 2010/11/07(日) 18:00:00

何ということでしょう?

今週はまたもや風邪っぴき。。。orz

具合の悪さのピークは越えたもののこの週末は家で大人しくしていよう・・・・・


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サントリー 『琥珀の贅沢』 @2010

  • 2010/11/04(木) 23:45:00

 
  
 



去年飲んでみてとても好ましかったサントリーの”琥珀の贅沢”。


今年ももちろん楽しみにしていたのだ♪

しかし、近くのヤマヤで発売日から網を張っていたというのにもう少しで売り切れるところだった。
ご同輩がたくさんいるらしい。

危ない、危ない!(苦笑)


でなんとかありつけた感想は去年と同様に好ましい。

苦味と香ばしい甘さは申し分なし。
これでもう少しばかりコクがあれば私にとってはビールです!
と言い切れるのだが、これはあくまでも新ジャンル。
こればっかりは無理なんだろう。(笑)


それはともかく去年も思ったことだけど限定醸造ではなくレギュラーで売ってくれよと思います。


そして、来月発売予定の”余韻の贅沢”にも期待!


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そして、そして。

第3のビールの増税絶対反対!

庶民は好き好んでまがい物を飲んでるとでも思ってんだろうか?


たまにはアンタらも痛んでみろって!!!!!


イーグルス 『ロング・ラン』

  • 2010/11/03(水) 21:00:00




どこまでも沈みこんでいきそうだった頃のことを思い出す。(苦笑)


イーグルスの『ホテル・カリフォルニア』
は私にロックの素晴らしさを教えてくれたアルバムだった。
特にアルバム・ラストを飾る”ラスト・リゾート”。

”もうフロンティアなんてどこにも残っていないけど、それならここをそうしてやる。”

こんな限りなくロマンチックな歌詞に田舎の高2のニキビ面の少年はころりと参ってしまったのだ。


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