ドゥービー・ブラザーズ 『ドゥービー・ストリート』

  • 2010/05/13(木) 23:00:00




『ミニット・バイ・ミニット』
『運命の掟』。
そして『ドゥービー・ストリート』。

私の中のドゥービーズ3部作もこれにてめでたく完結だ。(笑)


この『ドゥービー・ストリート』はマイケル・マクドナルドがドゥービーズに参加して初めてのアルバムということで、次作の『運命の掟』ほどの一体感はないし『ミニット・バイ・ミニット』に比べれても少々荒っぽい。

でもこの従来のイメージと新生ドゥービーズがまだ融合しきっていないからこその、ちょっとごちゃごちゃした感じがまた不思議に良かったのだ。

そんな新旧入り乱れる感じが楽しい冒頭の”運命の轍”。
疾走感に溢れてパワフルバな”ドゥービー・ストリート”。
軽やかな”8番街のシャッフル”。
そしてマイケル・マクドナルド節ともいえる3連のリズムが切ない”ルージン・エンド”。
この4曲が連なるレコードA面が大好きだった。

他にもB面に移ってゲスト参加のマリア・マルダーの蕩けるような歌声が魅力的な”リオ”。
マイケル・マクドナルド作の”キャリー・ミー・アウェイ”や”イット・キープス・ユー・ランニン”もついつい聴き入ってしまう魅力に溢れている。

アルバム自体の完成度は上記3枚の中ではちょっと落ちるのだけど、なんとも捨てがたい魅力を放っていたのだ。

もっとも初期のドゥービーズが好きな人たちにはとても受け入れられたものでは無かったんだろうね。(苦笑)



このアルバムを最初に手に入れたのは18歳の秋口で、車の免許を取る為にスタンドが終わってから来る日も来る日も教習所に通っていた頃だった。
スタンドの仕事はいやでいやで仕方が無かった。
でもそこから抜け出す糸口もなかなか見つけられずに自分の無力さと無能さを思い知らされていた。

数年後の自分も姿も想像できずにどうなっていくんかなぁ?

なんてヒリヒリとしながら教習所の送迎バスの中で流れていく外の景色をぼんやりと眺めながらウォークマンでよく聴いていた。

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先月バイクの免許を取るのに久しぶりに教習所に通っているときにふと思い出してしまった。

あれから30年以上も経ってしまったが、まさか自分がこんなくそオヤジになるとは夢にも思っていなかった。(爆)

世の若者よ、ナイスなミドルになるのはとても難しいぞ!

ビバ、くそオヤジ♪

あ、いや、ヨー・ウェルカム!?