『ハリーとトント』 ポール・マザースキー監督

  • 2010/01/22(金) 23:00:00




映画の公開から36年も経ってしまった。

それがやっと観ることが出来た!
観ることはもう出来ないのものと諦めていた映画だったので堪らなく嬉しい♪


物語は教師を引退した頑固ジジィが住む家を無くし子供に会いに愛猫トントを連れてニュー・ヨークからカリフォルニアまでの大陸横断の旅に出るというもの。

ジジババに弱いうえに(苦笑)ましてや猫を引き連れたロード・ムービー。
監督は敬愛するポール・マザースキー。
これで面白くないわけが無い!!というもの。

確かに35年以上も前の作品なのでちょっとテンポがゆっくりだなと感じないわけでもない。
でもそれで退屈することはない。

老境に入った者とその仲間。
親と子。
愛情を注ぐペット。
家族や人間の感情の機微に富んだ脚本と演出。

娘や息子との和解と愛情にシミジミとし愛猫トントとの別れに涙する。
特に邂逅したかつての恋人が一瞬自分のことを思い出しダンスするシーンにはもう・・・・・

頑固ジジィから滲む優しさと老いてもなお毅然とする人間の尊さ。
寂しさと明日への希望が同居するラストもなんともいえないものがこみ上げてくる。


私もあと十数年すれば立派?にジジィの仲間入りだ。

いろんなことが胸に迫ってくる。