深夜0時の蛍の光

  • 2009/12/30(水) 21:00:00

昨晩は今日も仕事だというのに12時近くになってから久しぶりにくるりの”横濱ウィンナー”を観始めた。
ほとんど一年振りだった。
やっぱり音楽の映像物は観始めるまでが億劫なのだ。(汗)

それでもこのライブから放射される幸福感は年末の気分にもピッタリで、仕事でのちょっとイヤなこともすっかり忘れて大好きな年末気分に浸ることが出来た。

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そんな気分でふと今年を振り返ってみると、なんだかんだといろいろ有ったようにもなんにも無かったようにも思えてくる。
多分、後者の方が近いだろう。(苦笑)

でも何はともあれなんとか一年を過ごせてきたことに感謝しよう。

そして来年もつつがなく過ごせるように祈ってしまうのだ。

『リトル・ミス・サンシャイン』 ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス監督

  • 2009/12/30(水) 20:00:00





今年最後の一本は思わぬ拾い物といった感じのロード・ムービーだった。

旅を通して家族の絆が深まっていく展開はありがちだけれど、アメリカ特有の独善的な臭みが感じられないので素直な気持ちで観ていれるのだ。

チャーミングでホノボノと気持ちが暖かくなる一本だった。
もっと早くに観れば良かった。(汗)


そしてスフィアン・スティーヴンスの主題歌を初めとした音楽が素晴らしかった。
この”映画音楽”無しでは多分ここまで楽しめなかっただろう。

ひょっとして本編の監督よりも良い仕事してるかも?(笑)

奥田英郎 『無理』

  • 2009/12/28(月) 23:00:00

 
2009.12.20




内容(「BOOK」データベースより)
合併でできた地方都市、ゆめので暮らす5人。相原友則―弱者を主張する身勝手な市民に嫌気がさしているケースワーカー。久保史恵―東京の大学に進学し、この町を出ようと心に決めている高校2年生。加藤裕也―暴走族上がりで詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマン。堀部妙子―スーパーの保安員をしながら新興宗教にすがる、孤独な48歳。山本順一―もっと大きな仕事がしたいと、県議会に打って出る腹づもりの市議会議員。出口のないこの社会で、彼らに未来は開けるのか。



この底意地の悪さ。

やはり奥田英郎さんならではだ。(笑)
おかげで相当気が滅入ってしまった。

ざらついた不協和音がずっと頭の中で鳴り響いているような感じで、この物語と同じような疲弊した地方都市に住む人間としては沈み込んでいきそうな閉塞感を覚えてしまった。

ただそれでも主要登場人物の5人がどんな結末を迎えるのかが気になってページをめくるのを止められない。

今年読んだ”邪魔”も同じような群像劇だったけど、読み終えたときにはまだ救いにようなものがあったと思う。

”オリンピックの身代金”にしてもやっぱりこれしかないかなという落としどころではあったと思う。

それに比べてこの物語の大円団とはほど遠い苦過ぎる結末。
このやり場の無い気持ちをどこに持って行けば良いのか?(苦笑)

でも不思議とどこかでほっとしたのもまた事実だけど。
先の事はとりあえず置いといて、やっとこの場だけはなんとか凌げるって感覚だ。


多分、この小説は絶対に読み直すことは無いと思うがそれでもここまで読ませてしまうとは。
油が乗り切ってるてこういうことを言うんだろう。
降参です。

ロバート・プラント&アリソン・クラウス 『レイジング・サンド』

  • 2009/12/24(木) 22:15:00




なんとも滋養に溢れたアルバムだった。

アメリカ白人の演歌とも言うようなもろカントリーは好みでは無いのだがこれなら私でも聴ける。

昨年このアルバムが発売された時もちょっと惹かれるものはあったのだが、もろカントリーだったらどうしようと二の足を踏んでいた。
それが久しぶりに足を運んだショップで安い中古を見つけたので思わず購入してしまったのだ。


早速聴いてみるとオルタナ・カントリー?というか英国のトラッド風味?なんかもまぶしてあってカントリー嫌いの私にも何の違和感も無く入り込める。
特に浮遊感が漂うエコーの効いたギターの響きがとても気持ちが良い。

プロデュースのT ボーン・バーネットが実に良い仕事をしている。
影の主役といった感じだ。
いや、この人が本当は主役なんだろう。(笑)
そしてマーク・リボーのギターももちろん素晴らしい♪


さて肝心のロバート・プラント。(苦笑)
例のメタリックな高音で激しくシャウトするなんてことは全く無くて、もう一人の主役たるアリソン・クラウスと寄り添うように実に楽しそうにそして穏やかな表情で歌っている。
こんなに歌える人だったのかとちょっとビックリだ。

それがほんわかとしながらもどこかクールなサウンド・プロダクションにとても似合っていて、聴いているこちらもニンマリと微笑みたくなってしまうのだ。


ツェッペリンには大した想い入れも無い私だ。
こういうアプローチには何の抵抗感も無いのだ。


ただそうは言ってももう少しだけ激しい部分もあっても良かったかな?

というのが本音だけど。(汗)

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ここでのロバート・プラントのヴォーカル。
誰かに似ている気がするのだがどうしても思い出せない。

クシャミが出そうで出ない状態がもう2週間も続いてる。。。orz

『ジョゼと虎と魚たち』 渡辺あや脚本

  • 2009/12/21(月) 23:20:00




”やべ、オレ、泣きそうだ”

これは恒夫が初めてジョゼの裸を目の前にするときのつぶやきだ。
ラストの号泣も本音ならこのつぶやきも思わず出てしまった本音なのだ。

胸が痛くなる。
自分にはもう絶対に呟くことがないであろう言葉だ。
もし万が一にでもそんな機会が訪れることがあるとしたら、私の家庭は崩壊しているということだ。(笑)


4年振りに観返したのだが
初めて観た時と変らずに切なさを伴ったなんともいえない懐かしさがこみ上げてきた。
先ほどのつぶやきも含めて自分にはもう絶対に帰って来ないものに溢れているからだ。



話は変わって私はなんだかんだ言ってもこの生まれ育った新潟の冬が好きなのだ。
とういよりも雪のある冬が好きなのだ。
シンシンと降り続く雪は見飽きることがない。
(先週からの雪はさすがに降り過ぎだち思うけど)

だから若い頃に少しの間だけども東京で暮らしていたときの冬は随分と物足り無かった。
寒いんだけど天気が良くて暖かい。
新潟もんにはとても不思議な感じだった。
もちろん過ごしやすくてありがたいのだがこんなのは冬じゃないと。
鉛色の空や雪が懐かしかった。


ただ今となってはあの物足り無かった冬がとても懐かしい。

あの冬晴れの日に折りたたみの自転車でもって、若い頃を過ごしたけれど深く踏み込むことの無かった町にぶらりと立ち寄って確かめたいと思うのだ。
何を確かめたいのかは自分でもよく分からないのだが。(苦笑)


画面を通して恒夫やジョゼに優しく降り注ぐ冬の透明な陽射しを感じていると、そんな思いにかられてしまうのだ。

ゆく年くる年ミーティング 〜 かけがいのない日々 〜

  • 2009/12/20(日) 13:00:00

私は年末の雰囲気が大好きだ。
なんとなくざわめいて落着かない。
ちょっと寂しい気分とワクワクするような感じが入り混じったような・・・・・

そしてもちろん雪も大好きなのだ。
しんしんと降る雪は一日中眺めていたいくらいだ。
ただ、今回はいくらなんでも降り過ぎだと思うぞ。(苦笑)


昨晩はそんな大好きな条件が揃った中で自転車晩酌チームの皆さんと駅南某所でミーティング。
テーマはゆく年を偲びくる年に思いを馳せて・・・・・


飲む。



他にもいろいろ有った筈?なんだがテーマはシンプルに越したことがない。(爆)


ということで’60sの昭和の男たちと楽しいひとときを過ごさしてもらいました。

しかしSSKさんの弾けっぷりといったらもう。。。
私と同様、同○人にはいろいろと言いたいことがあるようだ。
でも言えるわきゃ無いしっ!(笑)

おかげで今日は性懲りもなく二日酔い気味だ。
ビール以外は手を出さなかったというのに。
日ごろの学習成果はどこへ行ったのだ?あん!(苦笑)

それはともかく・・・

この大雪の中、ありがとうございました。

また来年もよろしくお願いします。

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昨夜から”かけがえのない日々”という言葉が頭の中でグルグルと回っている。
これは穏やかな笑顔を絶やすことのないあのお方の工房の名前なのだ。

私はこういうフレーズというか言葉に全くもって弱いのだ。
自分の子供はもう大きくなってしまったけれど、孫でも出来ようもんなら思わずお願いしそうで困るのだ。
困ることはないのだが。(汗)

それよりも困るのは自分にとっての”かけがえのない日々”とは?
なんてことを酔った頭でぼんやり考えているとまたぞろ変なものをアップしそうで非常にマズイのだ。(笑)

それだけは気をつけようと年の瀬に向けて心に誓うのだ。

マクベスのスタジャンとドゥービー・ブラザース

  • 2009/12/17(木) 23:00:00

ちょうど30年前の秋も深まり始めた頃。

スタンド勤めして半年も経っていたにも関わらず車の免許が無かった私はやっと教習所に通い始めていた。
金が無かったのだ。(苦笑)

その日もいつものようにスタンドの早番勤めを終え教習所に行った帰りにちょっと疲れてぼんやりと駅で電車を待っていた。
分かりきった電車の発車時刻を確認するのに少しうんざりと時刻表を見上げていた時だった。


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カーネーション 『velvet velvet』 初回限定盤

  • 2009/12/16(水) 23:25:00




弾けるように疾走する肯定感。
そして切なく零れ落ちてくる幸福感。

このアルバムから長年のメンバー(ドラム)が抜けて2ピースのバンドになったわけだけどそんな影響は微塵にも感じられない。
サポート・メンバーの中原由貴の歌うドラムも素晴らしいマッチング振りだ。

ここまで仕上げるには随分と苦労や苦悩もあったろうにそんな影はどこにも見えない。
それどころかいつにもまして”歌”には力や勢いが漲っている!

冒頭のタイトル・チューンの”velvet velvet”からラストの”遠い空 響く声”までスィートでビターなカーネーション・サウンドでもって一気に駆け抜けていく。

このアルバムは手にしてからずっと聴いている間はちょっと切ない夢見心地になってしまう。


そして初回限定のレコーディング風景が収められたDVDもそんな幸福感に一役買っていた。
緊張感を伴ったなんとも良い雰囲気が伝わってくる。
いつもなら迷わず安い通常盤を購入するのだが、700円引きしてくれたアマゾン様様だ。(笑)


それにしても50代のオヤジが作ったこんなアルバムを聴いていると、いよいよ日本のロック・シーンも成熟してきたんだなぁと嬉しくなってしまう。

ビバ、アラ・フィー!

オレもガンバレ!?

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ただ各所で今回絶賛されている歌詞?だけは何を今更と・・・・・
直枝さんの書く詩は昔からいつだって素晴らしかった。

それに個人的には”政風会”での歌詞の方が好みだし。(汗)

和田 竜 『小太郎の左腕』

  • 2009/12/14(月) 23:50:00

2009.12.6




内容紹介

ベストセラー「のぼうの城」作者が放つ、新・戦国エンターテインメント第二弾!
少年が、左構えの銃を手にした瞬間、
世界は変わる。
一五五六年。
戦国の大名がいまだ未成熟の時代。勢力図を拡大し続ける戸沢家、児玉家の両雄は、もはや開戦を避けられない状態にあった。
後に両陣営の命運を握ることになるその少年・小太郎のことなど、知る由もなかった――。



デビュー作の『のぼうの城』には時代小説にもこんな切り口があったのか!
と衝撃を受けたものだけれど、3作目ともなるとさすがにその衝撃の度合いもだいぶ薄くなってしまった。

と言っても面白くないわけでは全然なくて面白さだけなら過去2作を凌ぐほどだった。
日曜日の午後から読み始めたのだけれど止められなくなって、途中昼寝を挟んで(笑)その日の内には一気に読み終えたほどだった。


だけども自分には後に残るものがほとんど無かった。
『のぼうの城』なんかには随分と叙情味を感じたものだったけど。

もちろん変にヒューマニズムを後付するような作家よりはずっと好ましいんですが。(苦笑)


ただこれを原作に映画にしたら随分すごいものが撮れるんじゃないかな。

全盛期の黒沢明なんかに撮って欲しかったね。

『テス』 ロマン・ポランスキー監督

  • 2009/12/11(金) 23:59:00





本当に今更もので恐縮なんだけども・・・・・


ナスターシャ・キンスキーのため息が出るような美さに乾杯♪(笑)


この映画とはほとんど同時期に作られたトリフォーの”アデルの恋の物語”が自分には随分と退屈だったのでこの映画も?と敬遠していたらいつのまにか観る機会を逸してしまった。

それが去年のリンチの”インランド・エンパイア”が呼び水になってナスターシャ・キンスキーの若い頃の映画が観たくなったのだ。
だけど近くのレンタル・ショップはどこもDVDを扱っていない・・・・・

ようやくこの”テス”が入荷されていたので喜び勇んで借りたのだった。

それでも観る前はやっぱり3時間近い文芸大作だけに、ひょっとしたら退屈するかも?
と恐れをなしていたわけだけど映画が始まると直ぐに引き込まれてしまった。


私は主人公がこれでもか!これでもか!!
という具合に不幸に見舞われるお話は昔から苦手なのだ。

この映画だって途中、何度身を捩るような思いに襲われてしまったことか。(苦笑)
それはもちろん演出であったり脚本であったり美術であったり映画を構成する要素の全てに嘘くさくチャチな所が感じられなかったからなんだろう。

CGもVFXも無い時代(’79年)だけに画面に映し出されるもの全てが”人力”で作られたもであり”本物”だ。(それが例えセットだったりイミテーションであろうとも)
それだけに画面から伝わる本物度合いや重みや美しさは最近の映画とは桁違いだ。


そしてやっぱり主演のナスターシャ・キンスキー。
彼女無しではここまでの身を捩るような感情移入は出来なかっただろう。

いやもう本当にね。
何をやってもボロをまとっていても笑顔も寂しそうな横顔もうつろな表情さえも何もかもが美しい・・・・・

う〜ん、かなり力が入ってしまった。(笑)


だって私の誕生日は彼女とはたったの2日違いなのだ。
彼女を見ているといつも気後れしてしまって、とても手が届かなかった同級生の女の子を思い出してしまうのだ。
だから力が入ってしまうのも仕方が無いのだ。

今度は話が変なところに脱線してしまった。(汗)


ただそれというのも冒頭の”シャロンへ”というクレジットが悪いのだ。
そう、これはもちろんポランスキー監督が亡き妻に捧げたクレジット。


どうしたって亡くなってしまった者に思いを馳せてしまうじゃないか。。。

トム・トラバーツ・ブルース 〜 Waltzing Matilda 〜

  • 2009/12/10(木) 23:15:00

このところウィスキーを舐めながらトム・ウェイツの”トム・トラバーツ・ブルース”を聴いては寝落ちを繰り返している。(笑)

この歌はやっぱり何度聴いてもグッときてしまう。

ただ対訳を見ていてもどうにも腑に落ちないというかピンと来ないところがある。

例の不毛地帯でも使われている 〜Waltzing Matilda♪〜 と繰り返し歌われる肝心のサビの部分だ。

対訳では”何もしねぇでデレッとしていたいからよ”とか”みんなワルツィング・マチルダに合わせてダラダラやってる”とかなっている。

歌詞の前後のつながりからみてもホントか!
と突っ込みの一つも二つも三つも入れたくなってしまうのだ。


というわけでネットで調べてみると直ぐにわかった。

やっぱ、ちげ〜じゃねぇか!! ←オヤジには全く見苦しい言葉だ。(反省)


〜 (全財産の入った)ズタ袋を担いで、当ても無く今夜も彷徨い歩く 〜

ってな感じだろうか。


やっと腑に落ちた。

これで益々歌に浸り込めるというものだ。

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あ〜、ウィスキーも益々旨い!(苦笑)

覆水盆に返らず。。。

  • 2009/12/09(水) 22:30:00

カー・オーディオ用のHDDが逝ってしまった・・・・・


どうもウィルス・バスターに悪さをされたようだ。(怒!)

もともとHDDの中身は昔のノートPCから取り出した物なので全然惜しくはない。

ただ、この1年半というものは人知れず?(笑)
暇を見つけてはちまちまと手持ちのCDをHDDに落としてはMP3GAINでレベルを合わせてってことを繰り返していたのだった。

その数200枚ほど。(多分)

ランダム再生をしてもようやっと満足のいくライブラリになったかなと思っていた矢先だったのだ。


これをまたやり直すって・・・・・



気が果てしなく遠くなる。。。orz

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バックアップ?

・・・・・なんですか、それ???(泣)