トム・ウェイツ 『スモール・チェンジ』

  • 2009/11/30(月) 22:40:00




えぇ、そうです。

『不毛地帯』です。(苦笑)

どうしようもなく”トム・トルバーツ・ブルース”が聴きたくなってしまった。


しかし私もトム・ウェイツが好きだ好きだと言ってる割にはアルバムはアサイラム時代の”クロージング・タイム”と”土曜日の夜”、そしてアイランド時代の”ソードフィッシュ・トロンボーン”と”レイン・ドッグ”しか持っていない。(汗)

アイランド以降のジャズ/ゴシック調みたい曲にはほとほと相性が悪いのだ。
そんな中でも郷愁を誘うような素晴らしい歌も1〜2曲は収められているのだが、アルバム一枚に対してその数だとあまりにも効率が悪い。(苦笑)
”レイン・ドッグ”で遂に力が尽きてしまったのだ。

そうこうするうちにアサイラム時代の未聴のアルバムにもいつしか触手が動かなくなってしまった。
そんな訳でこのアルバムを聴くのも実は今回が初めてだった。(大汗)


果たしてアサイラム時代に発表された3枚目のこのアルバム。

私には少々つらいのだがジャズっぽさがかなり深くなっていた。
トムの芝居っ気たっぷりの歌声も多少気になる。

だけどまだまだ1stや2ndで聴かせてくれたような香りは残っていた。
酔いどれ天使の儚くも切ないロマンチシズムとでもいうような香りが。

中でもやっぱり冒頭の”トム・トルバーツ・ブルース”。
祖国から遠く離れた異郷の地でやさぐれて出口の見えない男を主人公にしたこの歌は素晴らしかった。
”あぁ、もうしょうがねぇなぁ”と言いながらも優しさが滲む男の姿が浮かんでくる。
本当に見事なストーリー・テラー振りだ。

他にも”想い出のニューオリンズ” や”ピアノが酔っちまった”、それに”ブルースへようこそ”も同じように切なさと優しさが胸に沁みる良い歌だ。


CDは大概真夜中に一人ウィスキーを飲みながら聴くのだがウィスキーが進むこと進むこと。。。(苦笑)

やっぱり私にはこの時代のトム・ウェイツが一番だ。


さて次はあの”ジャージー・ガール”が入った”ハートアタック・アンド・ヴァイン”が聴きたいんだが。



日本盤は廃盤か。。。orz

『幸福』 市川崑監督

  • 2009/11/26(木) 22:40:00




随分前からもう一度観たい観たいと願っていた映画だったのだがようやく念願が叶った♪

市川崑監督の’81年の隠れた名作。


ヒリヒリするような痛みと終盤に訪れる仄かな希望。
本当に久し振りに見直したわけだけれどやはり面白かった。
全然古びてはいなかった。

それがとても嬉しい。

そして銀残しという手法で画面に焼き付けられた独特の色調。
公開当時はヒリヒリするような痛みの感触そのままのざらついた色調がとても印象的だった。

でもこのDVD版はざらついているというよりも幾分セピアがかった色調に見える。
結果として’80年代初頭の空気がそのまま閉じ込められてしまっていた。
失くしてしまったものへの郷愁を覚えてしまって切なくなってしようがない。(苦笑)

主演の水谷豊を初めとして永島敏行や谷啓といった共演者達。
もちろん中原理恵も。

彼らのまだ若くそして子どもっぽさの抜けた顔を眺めているとそんな思いが強くなってくる。
どうにもこうにも”昭和”という時代を感じてしまうからだろう。


それにしても水谷豊は映画という舞台でもっと観たかったなぁ。

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そうだった!

欽ドンの中原理恵は可愛かったなぁ・・・・・ 

小倉エージ 『ロック・オブ・エージズ』

  • 2009/11/24(火) 23:45:00

2009.11.14




内容紹介
音楽を直感で把握するエージさん、その審美眼の正しさを、ミュージック・マガジン40年の歴史で証拠として見せつけられた思いです。───ミュージック・マガジン編集長 高橋修

1969年のミュージック・マガジン創刊以来、小倉エージが執筆してきた数多くの記事から34本をセレクトし、掲載当時の誌面のまま収録。
深い洞察力と気転のきく会話で大物ミュージシャンたちの本音と素顔を引き出したインタヴュー、ロックの最新動向を鋭く察知してきた筆者の着眼点が光る対談、鼎談やコンサート・ルポなど、新しい音楽との出会いにワクワクした時代の記録がここに蘇る!



この本の著者である小倉エージさんも天辰保文さんと同様にロックを聞きかじり始めた頃に好きになったライターの一人。
だいたい音楽の趣味が似通っていたからだ。

ただ、この人の文章はいったい何を言いたいのか?
読めば読むほど分からなくなってしまう。
逆スルメ味とでもいうのだろうか。
ま、人のことは全然言えないが。(苦笑)


で、このエージ氏の集大成だというインタビュー集。
エージ氏には申し訳ないがあんまり面白くなかった。(汗)

インタビューの対象者はそれこそザ・バンドの連中だったり、フィートのローウェル・ジョージだったりトッド・ラングレンだったり、アズテック・カメラのロディ・フレイムと、かれこれ30年以上もロックを聴いてきた私のような人間には堪らないミュージシャンばかりなんだけど。



だけどやっぱりこの人の文章には馴染めません。
ホントに偉そうなんだけど。(大汗)

僅かにティン・パン時代の若き日の細野晴臣のスナップだとか、’70年代はまだまだ平気で”気違い”って言葉が使われていたりするのが興味深かったけど。

ただそうした昔の(風俗の)資料集以上のものを感じれなかった。

とても残念だけど。

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矢吹申彦さんの表紙はやっぱり・・・・・良い♪


佐上エンジョイ・サイクリング 〜月岡温泉まんじゅう&足湯〜

  • 2009/11/22(日) 21:40:00

今日は佐上商会さんの足湯サイクリングに参加。





3週間ほどOCRに乗ってなかったので今日はロードで走りたかったのだ。
久し振りのロードはやっぱりコギが軽くて楽だった♪


というよりも?
FUELのリアの変速の調子が悪いのだ。
先日のTNBさん達との紅葉ツーリングの時は苦労した。
おまけにチェーンがFDに当たってガチャガチャ煩くてまぁ恥ずかしいこと!
実はあれからほったらかしたままでまだ直していないだ。
泥も付きっぱなしだし。(汗)

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サッポロ 『オフの贅沢』

  • 2009/11/20(金) 22:45:00

 



痛風になってやっぱり糖質オフ製品が少しは気になっていた。(汗)

お味の方は最初からこれっぽっちも期待なんぞはしていなかったのだが、”焙煎麦芽”ってキャッチフレーズがちょっと気になったので物は試しだ!

ということで飲んでみた。




が、何だ、これ!?


想像以上にまずい。。。orz



なんていうかビール風味飲料というよりは、キリンのフリー風味のアルコール飲料みたいだ。(笑)

旨みがごっそりと抜け落ちている。
糖質には旨み成分が詰まってるんだなぁということを身をもって実感した。
”焙煎麦芽”でこんなってことは他も推して知るべしということなんだろうなぁ。


しかしプリン体を気にしてこんなの飲むくらいならキッパリとビール止めた方が良いね。


あっ、私はもちろん気にしてないから止めないけどさ。

 
ただちょっとだけ 後ろめたい だけなのだ。(爆)


ビバ、糖質!
ビバ、プリン体!!

志水辰夫 『みのたけの春』

  • 2009/11/19(木) 22:40:00


2009.11.4





内容(「BOOK」データベースより)
時は幕末。北但馬の農村で暮らす清吉は、病身の母と借金を抱えながらつましい暮らしを送っていた。ある日、私塾仲間の民三郎が刃傷沙汰を引き起こしてしまう。友を救おうと立ち上がる清吉。だがこの一件の波紋は思わぬ形で広がってゆき―。若者たちが「新しい国」という夢に浮かされた時代、変わりばえのしない日々のなかに己の生きる道を見出そうとした男の姿を描く、傑作時代小説。



本格的な時代物を読むのは久し振りだったのだけど、これはいつまでも心に残りそうな一冊だ。

間違いなく青春小説の傑作だろう。


主人公の清吉が背負っている重荷。
そしてはからずも味わうことになる生きることの難しさ、辛さ、苦しさ。
でもいつしか清濁併せのんだ強くて優しい大きな人間に成長していくのだろう。
というか願わずにいられない。
淡い恋の行方も。

また清吉を取り巻く登場人物たち。
彼らの造形も見事でそれぞれ魅力的だった。
前に進もうとする者。
変わっていく者。
夭逝する者・・・・・
物語により彫りの深い陰影を与えてくれた。


読んでいてかつて大好きだった藤沢周平の後期の作品をいくつか思い起こしてしまった。
藤沢周平に比べると随分とウェットな部分もあるのだけけれど不思議に臭みを感じなかった。
物語に登場する彼らの叫びが切実なものとして響いてきたからだろう。


それにしても70歳を越えた作家がこんなにも瑞々しい物語を書き上げるとは。

すごいな。

本当に。。。

スフィアン・スティーヴンス 『ミシガン』

  • 2009/11/17(火) 22:30:00





1曲目の”Flint”であっという間に引きずり込まれた。

気がつくと4曲目の”Say Yes! to M!ch!gan! ”で目から変なものがこぼれていた。
全66分の15の物語を聴き終えたときは家人には見せられないほどボロボロになっていた。
誰も居間に降りてこなくて良かった。(苦笑)

普段はこんなにロックから離れた音楽だと必ずどこかで退屈してしまう筈なのに。
本来はバンジョーの音色だってカントリー臭くってあまり好きではない。
なのになんて優しい響きに聴こえるんだろう。
ブラスもまるでストリングスのようにじんわりと切なく胸に届く。


このアルバムでのスフィアンのストーリー・テリング振りは、あのランディ・ニューマンを思い起こさせる。
でもその目線はより温かい。

それはスフィアン自身がライナーで語っているように貧しい少年時代を送ったことによることが大きいのだろう。

私もスフィアンほどでは無いが貧乏な少年時代を送ったのでよく分かる。
僻まずに他人を思いやることがどれだけ難しいことなのか。(苦笑)

痛みや辛さや悲しみを抱えていてもなお友人や他人を思いやれる。
そんな優しさと哀しみが同居したアルバムだ。


こんなアルバムに出会えることは滅多にない。
数年に一度。
いや10年に一度。

こんな音楽が聴きたくてずっとレコードやCDを細々と買い求めている。
だから音楽は(聴くのを)止められない。


こんなスフィアンみたいなヤツがいるから心のどこかがアメリカを葬りされない。

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スフィアン・スティーヴンスはこれまで全くノー・マークだったので聴くのは今回が初めてだった。
このアルバム”ミシガン”は全米50州シリ−ズの1作目だという。
シリーズは2作目の”イリノイ”より先はまだ発表されていない。

それは同時代に生きる人間の音楽を同時代にこれからも聴けるチャンスがたっぷりと残っているということだ。

過去の名作と呼ばれるアルバムを再発なんかで初めて聴くのも良いがどこかしら味気なさが残るものだ。
少なくとも私には。
それは”同時代を生きてきた/生きている”というキーワードに決定的に欠けてしまうからだ。


間に合って良かった。

晩秋の山小屋ミーティング@2009

  • 2009/11/15(日) 17:30:00

この週末はいつものメンバーで山小屋ミーティング。


今回利用したのは鹿瀬の角神湖畔青少年旅行村のコテージ。
ここを利用するのは6年振り。
だけどこのコテージ、外観こそ山小屋っぽいんだけど内装は普通の1DK+ロフトって感じでいまひとつ非日常感を味わえないんだな。(汗)
場内に温泉があるのが救いだけど。

でもたまには良かろう♪ ← 偉そうだな!




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今野敏 『同期』

  • 2009/11/13(金) 22:50:00

2009.11.1




[要旨]
懲戒免職になった同期の公安刑事が、連続殺人の容疑者に。「教えてくれ。おまえはいったい何者なんだ」男たちの前に立ちはだかる最も高い壁―組織の論理。その壁を突破するのは、刑事たちの誇りと絆。現時点での集大成ともいえる最新警察小説、登場。



またまた警察小説もの。(苦笑)

今年は今野敏さんと佐々木譲さんの警察小説と清志朗ものしか読んでいないような気がする。(汗)

ただ今野敏さんは先日の”隠蔽捜査3”が早くもネタ切れって感じでがっかりしたのだが、この”同期”はなかなかの読み応えがあった。

話は主人公である青年刑事のある事件を通した成長物語なんだけど、彼を取り巻く先輩刑事達がそれぞれにキャラが立っていて魅力的だった。

そして”隠蔽捜査”と同様にあくまで警察組織の枠の中で現場の刑事が、そしてキャリア官僚がどう捜査し対応していくかという視点はこの人ならではのものでやっぱり面白い。

ただこの人は組織を綺麗に描き過ぎるきらいがあって、そこがちょっと物足りないと言えば物足りない。
もう少し苦味が有るほうが自分には好みなんだけど。(苦笑)

でもこの爽やかな余韻も良いけどね。

痛風日記 その10

  • 2009/11/11(水) 21:30:00

11/3日(火)

右足は相変わらずで大きく親指を反らすとまだ痛みも違和感がある。
ただボルタレンを飲むほどではないし飲みたくもない。

いつかはこの痛みも無くなってくれるのだろうと半分諦めていたのだが、先週クリニックに行ったときにボルタレンのゲル状になった塗り薬を渡された。
ここ数日風呂上りに塗布していたのだがこれは結構良いかもしれない。
塗布前に比べると大分親指も反るようになってきた。

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ヤマジカズヒデ 『ソロ BOX SET 3枚組』

  • 2009/11/10(火) 23:45:00

何を血迷ったか?
発作が起きて落札してしまった。
そんなに聴きたかったわけでも無かったのに。(汗)

ヤマジカズヒデの初期のソロの3枚組セットだ。




なかでもオリジナルの1stは先日手に入れたばっかりでこれは完全にダブリだ。(汗)

そうは言っても仕方が無いので?取り敢えず聴いてはみたが、ボーナス・トラックが追加されてリマスターされているとはいえ音質は劇的に向上していたわけでは無かったし、ニール・ヤングの”ヘルプレス”のカバーもやっぱり日本語バージョンの方が良い。
これなら絶対にオリジナルの方が良い。
う〜ん、どうしましょう?(苦笑)


ということで興味は2作目の”crawl”に。

しかしこれも印象的には1stソロとほとんど変わんない。
モラトリアムな気分が横溢したアルバムだ。
音楽的な完成度からしたらこちらの方が上だけど。

ただライナー・ノーツに載っていたニール・ヤングの”アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ”の日本語歌詞を見るにつけ、やはりこの日本語カバーを聴いてみたい思いが募ってしまう。(苦笑)
やっぱりこれもオリジナルの方が良いんだろうなぁ。。。


そしてサード・アルバムの『400 Moai Eyes』。
映画のサントラということで全然興味が沸いて来なかったのだが、もったいないないので矢理無理聴いてみた。(笑)

一曲目こそドゥルッティ・コラムを思い起こさせるような美しいインストで、これはもしかしたら?
と思ったが2曲目以降はやっぱりサントラはサントラでしかなく久々に飛ばし飛ばしの暴挙でどうにか聴き終えた。

だけど、この3枚目は大滝詠一の”さらばシベリア鉄道”を含む最後のボーナス・トラックの3曲は当たりだった。
特にオーラスの10分近い”my sleep stays over you ”にはやれらた。
やっぱりこういう疾走感に溢れた切ないギター・ロックにはなすすべもなく降参してしまう。
この人はこんなバンド・サウンドの中でこそ活きるように思う。


ということでこの数週間はdipというかヤマジカズヒデ漬けになってしまった。
彼のコアなファンでもない私にはさすがにもうお腹いっぱいだ。


しばらくはもう・・・・・

聴かなくて良いな。(苦笑)

紅葉のMTBロングライド

  • 2009/11/08(日) 21:30:00

昨日は心地好い疲労感に包まれていつにも増して美味い晩酌だった。
いつの間にか居間で気を失ってしまったようで左脚腿裏の激痛で目が覚めたら夜の11時半を過ぎていた。

攣った。。。orz


どうしたことか?
最近よく脚が攣る。(苦笑)

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