スチュアート・ウッズ 『警察署長』

  • 2009/09/24(木) 23:40:00

2009.9.19

内容(「BOOK」データベースより)
1920年冬、ジョージア州の田舎町デラノの郊外で若者の全裸死体が発見された。就任間もない初代警察署長ウィル・ヘンリー・リーは、秘密結社K・K・Kの犯行と見て捜査を開始する。だが、検視の結果判明したのは、死体が警察関係者の手によって尋問された形跡があるという事実だった。一体、犯人は何者なのか?調査の末、やがて意外な人物が浮かびあがるが、そのときウィル・ヘンリーを思わぬ事件が襲った!南部の小都市を舞台に、40数年に及ぶ殺人事件を多彩な登場人物を配して描く大河警察小説。アメリカ探偵作家クラブ最優秀新人賞受賞作。



さすがは警察小説の古典にして名作!

3代に及ぶ警察署長の40年にも渡る長い物語で、物理的にも上下2段400頁超えの大作だけどこれが全く飽きさせない。

話の肝の犯人自体は割と早めに解き明かされる。
だけど、いったいどうやって犯人を追い詰めるのか?
はたまた逃げおうせてしまうのか?

それも単なる謎解きだけでなくアメリカ南部を舞台に公民権運動の歴史を絡めて描かれるものだから物語には深みも増してこようというもの。
もう堪りません。(苦笑)

話がどう展開するのか頁をめくるのももどかしく一気に読み上げてしまった。
本当に素晴らしいストーリーテリング振りだ。

まったくこういうエンターテイメントに徹した面白いだけの話を描かせたらやっぱり肉食人種?には敵いません。

いやでももちろん、同じように3代に渡る警官の系譜を描いた佐々木譲さんの『警官の血』も大好きだけど。(笑)

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実はかなり前にTVドラマ化されたものをNHKで放送したことがあって、確かドラマもなかなかの出来だった。
でも仕事の関係で後半を見逃して随分悔しい想いをしたものだった。
これでやっと胸のつかえがとれたような気がする♪

でも本音はやっぱりドラマも観てみたいんだな、これが。。。orz(苦笑)