さそうあきら 『コドモのコドモ』

  • 2009/09/01(火) 23:00:00

2009.8.22




出版社 / 著者からの内容紹介
小学生の春菜とヒロユキは公園デビューの頃からのなかよし。春菜はブランド大好きなやんちゃな少女。ヒロユキは昆虫好きのおとなしい男の子。5年生に進級したばかりの春、2人はいつものように公園で遊んでいるうちにお互いにヒミツの部分を…。これは、愛いっぱい、友情いっぱい、モンダイいっぱいの物語である。



いったいこれ何を描きたかったんだろう?
命だとか友情の大切さ?


・・・よくわかりません。(笑)


確かに毒を内包した子どもたちの描き方は現実的で良い。
この世の中で純真無垢なままではいられないし。

出産シーンなんかもリアリティに溢れているし(ちょっとリアルに過ぎるが(苦笑))、孫を想うバアサンやジイサンのエピソードにはグッとくるものはある。

ラストの12年後のエピソードも悪くはない。
落とし所としてはこんなものなんだろう。


でもホントにこんな落とし前のつけ方で良いんだろうか?
出産後の描かれなかった12年こそが本当は一番描かなきゃならないことだろうと。
ここを避けて(逃げて)通るのはやっぱり駄目でしょう!


そんなに悪い作品では無いとは思うけど歯切れの悪さと割り切れなさがいつまでも残ってしまう。

コドモにコドモを生ませるって企画自体は出版社の方から持ちかけられたようだけど、さそうあきらさんににしては珍しくちょっと消化不良を起こして企画倒れに終わってしまったような感じだ。

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残  念。