黒沢清監督 トウキョウソナタ

  • 2009/05/20(水) 23:00:00




映画にはこの主人公の一家のすぐ脇を通る電車の通過音のような圧迫感や逼迫感が漂っていて観ているのがとても辛くなってくる。

いや、映画自体は今年観た中でも屈指の面白さなんだけど。(笑)

ただ、香川照之演じる父親役とは完全に同世代だし、いろんなものが身につまされてホントにしんどくなってしまった。(汗)

だからラストの次男坊の弾くピアノには月並みだけど相当癒されることになる。
続く音楽を使わずに多分ラストの会場を片付ける音だけが聴こえてくるエンド・ロール。
最後の最後で響くピアノの一音が素晴らしかった。


ま、うまく監督の手のひらの上で転がされちゃったって感じです。(苦笑)

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役者の皆さんは香川照之や小泉今日子(もう完全に女優さんだね。)を始めとしてみんな良かった。
それぞれの抱える悩みや焦燥感や倦怠感だとかを巧く演じていたと思う。


でもなぁ、あの強盗役。

役所広司しかいないのかよと!(苦笑)
巧いのは認めるけど何を演っても役所広司なんだよなぁ。
つまりません。