ボニー・レイット 『テイキン・マイ・タイム(心ゆくまま)』

  • 2008/11/27(木) 23:40:00




ものすごく思い入れがあるわけでは無いのに、年に何回かは聴きたくなって棚から引っ張り出してしまっている。
そんなアルバムです。

このアルバムは確かクレジットを確認してゲスト・ミュージシャンのあまりの豪華さに目が眩んで購入した覚えがある。
オーリアンズのジョン・ホール、リトル・フィートの連中にバン・ダイクにタジ・マハール。。。
昔はこんな買い方ばっかりしてました。(苦笑)




そして主役のボニー・レイットというと女だてらに豪快なスライド!ってイメージが強いんだけど、ここでは残念なことにあんまりギターは弾いていない。
また自作曲もほとんどない。

だけど選曲が素晴らしい♪
エリック・カズ、ランディ・ニューマン、ジャクソン・ブラウン。。。
そんな彼らの隠れた名曲を、前述の腕利きのミュージシャン達の奏でるプレイに乗せて彼女の心のこもったボーカルで聴かせてくれています。

そう、ギタリストというよりも”ボーカリスト/ミュージシャン”って印象が強い仕上がり。
リンダ・ロンシュタット(この人も懐かしい!)をもう少しルーツ・ロック系よりにした感じ。

特にそのリンダ・ロンシュタットも取り上げたことのあるエリック・カズの『悲しみは果てなく 』とローウェル・ジョージのスライドも素晴らしいランディ・ニューマンの『罪』。
この2曲は歌心に溢れていて聴く度に惚れ惚れするようなナンバーとなっています。

最初は彼女があんまりギターを弾いていないことに物足りなさを憶えたんですが、聴くたびに味わいが増していきました。

そしていつのまにか、この先もずっと聞き続けていくんだろうと思う数少ないアルバムの中の一枚になってしまった。

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2つ折のアルバム・ジャケットがまた良い雰囲気です♪

そして老眼の進んできた私(泣)には
CDの紙ジャケとは違ってクレジットを眺めるにも優しいサイズです。(苦笑)

ポール・ハギス監督 『クラッシュ』

  • 2008/11/25(火) 23:30:00




ある事故をきっかけに交錯することになる人々の群像劇。

こういう映画は本来大好きなんですが、大嫌いなアメリカ的な臭みがプンプンと漂っていたら?ということで観ようか観まいかずっと迷ってました。
ま、どれだけ迷ってんだよ!って話ですけどね。(苦笑)


でもそんな迷いは杞憂でしたね。
さすが『ミリオン・ダラー・ベイビー』や『硫黄島からの手紙』の脚本を担当しただけのことはある監督さんでした。


偏見と矛盾に満ちた社会の中で生きることの切なさとやりきれなさ。
映画全編が祈りのようにも見えました。
そして仄かな希望の光。

いくつかのエピソードに納得出来ないものはあるけれど、きっとそれはアメリカそのものの現実を描いているからなんでしょう。

しかしアメリカを描いているとは言っても、格差の進んでしまった日本もなんら変らないですね。
実際、銃が無くても悲惨な事件が相つぎ起こっているわけですし。
全く酷い世の中になってしまったものです。


それだけにあの”透明マント”のシークェンスは胸に深く届きました。
良い映画です。

アルビ 第32節 対大宮戦

  • 2008/11/23(日) 22:00:00

【新潟vs大宮 2-2 2008/11/23 16:00】

今日は絶対に勝つ!
って思ってたんだけどな。(苦笑)

実際、後半早々のお約束のPK返しで同点に追い付かれた直後、アレの勝ち越しゴールが決まったときは勝利を確信しましたもん♪

がっ?
んっ!アレ、ユニフォーム脱いでないか!?
あいつ。。。
確か前半にイエロー貰ってたじゃん。。。

今日のレフェリーが見逃す筈がなく、本日2枚目のイエロー・カードを頂き退場&この大事な時に次節の欠場決定。。。orz

あいつはホントにバカか!? (怒&涙目)

それに脱ぐんなら脱ぐでアンダー・シャツも脱げよ!
全く中途半端なヤツ!!


今の新潟にこのハンデを跳ね返す力があろう筈もなく、それでもその後30分をなんとかしのぐも後半43分に同点ゴールを決められそのままゲーム・セット。
負けに等しい勝ち点1。
あぁ〜〜〜。

今日は下の方も引き分けで勝ち点差が縮まらなかったのが幸いだったけど。
やっぱ、それだけにもったいない。
ホントにあぁ〜〜〜です。

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ということで早いもので私の今シーズンの最終戦が終わってしまった。

12月6日の最終節のホーム最終戦は所用があってどうしても観戦出来ない。
ホーム最終戦が観戦出来ないのは2001年シーズン以来の7年振り。(泣)


もう泣いても笑っても残り2試合。
なんとかJ1を死守して欲しい。
残り4試合になるのも金輪際イヤだ!(苦笑)


ホントにたのんます。

CYN&Y 『デジャ・ヴ』

  • 2008/11/20(木) 22:45:00

CSN&Y 『デジャ・ヴ』 ’70発表



先日の『小さな恋をメロディ』を観たくなったのも
、このアルバムをHDDに落としてまた車の中でよく聴くようになったからでした。

っていうより『ヘルプレス』や『ティーチ・ユア・チルドレン』大声で歌ってます。(苦笑)

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クロスビースティルスナッシュアンドヤング。。。
略さないとどうにも言いにくい(笑)バンドのこのアルバムを手に入れたのは高3の秋だった思う。
だったよな?
なんだかだんだんと記憶も闇の中へと。。。(汗)

でも、お目当てはなんと言ってもニール・ヤングの『ヘルプレス』だったことはよく憶えてる。
レコードは既にザ・バンドの『ラスト・ワルツ』で持ってはいたけれど、やっぱりスタジオ録音のオリジナル・バージョンが聴きたかった。

聴いてみるとさすがに当時(’77年)でも既に名盤の誉れ高いこともあって名曲揃いのアルバムで直ぐに夢中になってしまった。

やりきれない想いが切なさを誘うニール・ヤングの『ヘルプレス』はもちろんのこと、彼の優しさが胸を打つ壮大な『カウントリー・ガール』。
ジョミ・ミッチェル作で、ニール・ヤングの特徴的なギターが炸裂する『ウッド・ストック』

映画『小さな恋のメロディ』に使われたグラハム・ナッシュの『ティーチ・ユア・チルドレン』。
このナンバーはグレイトフル・デッドのジェリー・ガルシア(故人)の軽快なペダル・スティールもとても印象的。
ナッシュ作ではもう一曲の『アワー・ハウス』もなんとも言えない甘いコーラスが良い感じです。

デビッド・クロスビーのタイトル・チューンの『デジャ・ヴ』は酩酊感を誘う名曲。

ラストを飾るスティーブン・スティルスの『エブリバディ・アイ・ラヴ・ユー』もスティルス本人の心のこもったボーカルとギター・ソロが素晴らしいロック・ナンバー。

そして彼ら4人の完璧なコーラス・ワークがまたこの名曲の数々をいっそう味わい深いものにしていました。


私は世代的には所謂”ウッド・ストック”に乗り遅れた人間なんだけど、このアルバムにはその”ウッド・ストック”の幻想と終焉が詰め込まれているように感じます。

片田舎のニキビ面の高校生の自分はそんなものに強く惹かれてしまったんじゃないかなぁ。
乗り遅れてしまったもどかしさだとか悔しさや憧れとともに。

もちろん、オヤジになった今でも大好きなアルバムですけどね♪
もうウッドストックうんぬんとは関係無く。

小さな恋のメロディ

  • 2008/11/17(月) 23:20:00




うわぁ〜、こっ恥ずかしい。
この映画を観るのは高校の時のテレビのロードショー以来のうん10年振りでした。

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Take Me Home, Country Roads 〜 天の恵みに誘われて。。。 〜

  • 2008/11/15(土) 21:25:00

今週末はあんまり天気も良くなさそうなので、おとなしく家でゴロゴロしているつもりだった。
なのに週末が近づくにつれどんどん土曜日の天気(予報)が良くなっていく。
あれま!

この時期はもうなかなか好天は望んでも望めないので、天の恵みがあるときに自転車に乗っとかないとと思い直すことに。

でもロング・ライドするまでにはモチベーションが上がらない。。。
いつもの近場を走るのもあんまり気乗りがしない。
う〜ん、どうしよう?

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手塚治虫 『きりひと賛歌』

  • 2008/11/13(木) 23:25:00




2008.11.02

”手塚治虫”には正直言って思い入れというものがほんとんどありません。(汗)

この人は自分が中学高校の頃にはもう古臭いってイメージがあって、『ブラック・ジャック』にしても『三目がとおる』にしても自分にはさほど面白いとは思えなかった。

でも20歳前後の頃だったと思うけど、初めてまともに『ルドルフに告ぐ』と『陽だまりの樹』を読んでみると、重厚さに溢れた面白さでやっぱり巨匠と呼ばれるだけのことはあるんだなぁと遅まきながらも感じたものでした。

そして少年誌で子供相手にしているのとは違って、多分この人の本質と言えるような”どろどろとした暗さ”のようなものがとても興味深かった。
それがまた独特の”重さ”につながってるんでしょう。

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とは言っても。。。

やっぱり積極的に読みたいという作家でもなかった。(苦笑)
なのでこの人の作品を読むのは今回が20数年振りでまだ3作目です。
他に読みたいものが手に入らなかったってのが大きいんですけどね。(殴!)

読んでみるとこれが40年近くも前に書かれた作品なの?
ってくらいの完成度。
素直にスゴイと思います。
絵柄も含めてテーマも充分今に通用する面白さでした。
あの『白い巨塔』の手塚版って趣きです。

ただこの人の”重さ”って、自分にはちょっと向いていないんだと思います。
今作でも、相変わらず?愛する女性が自分の友人に犯されたり、殺されたりと全く”どM”かよ?(失礼!)ってくらいに”どろどろとした暗さ”を発揮してるけど、こういう切なさを通り越した救いの無い暗さってやっぱり苦手です。

だから面白いとは思っては読み返すようなことはもう無いだろうなぁってのが本音です。
私にはちょっと重すぎます。(汗)

bloodthirsty butchers  『kokorono』

  • 2008/11/11(火) 23:30:00




このアルバムは10年ほど前に手にいれました。
例によってある雑誌の年間ベスト10に取り上げられていたのでどんなもんだろう?と。(苦笑)


聴いてみるとこれがまるでダイナソ−Jr.を思わせるような轟音ギター・ロック。
でも聴きなじんだようなPOPさは無いし、日本語のボーカルも素人臭いし歌詞カードも付いてないうえにオフ気味のミックスでよく聞き取れない。
こりゃちょっと自分には合わんかなぁ。。。

それが何回か聴き込んでいくと、その轟音の中にはメロディアスと呼んでもいいほどのメロディが存在しているし、そしてどうしようもなく滲んでくる痛みのようなものが聴こえてきました。
ちょうど手も足も出ないもどかしさの中で血の涙を流して叫んでいるような。

いつしか、こりゃスゴイやと。。。

と言っても自分にはやっぱり”轟音”に過ぎるので、アルバムを通して聴くとちょっと疲れてしまったりするんですけどね。(苦笑)

そういう訳でこのバンドのCDはこれ一枚っきりしか持ってないし、どういうバンドなのかも実はいまだに良くわかりません。(汗)

それでも、この10年の間はつかず離れずで、
真っ青な空が切ない  〜 そんな感覚を味わいたくて、年に何回かは強烈に聴きたくなってしまいます。

なかなかこんなアルバムと出会うことは出来ません。


晩秋の山小屋ミーティング@2008

  • 2008/11/09(日) 21:33:20

この週末はいつものメンバーと山小屋ミーティングを楽しんできました♪
今年は6月に続いて2度目の開催。

今回のミーティング会場は滝谷森林公園。
ここのログハウスは”本物”で雰囲気がとても良い。
この人数ではちょっと贅沢かなとも思ったんだけど、前から一度利用したかった10人用の方をお借りしました。
まぁ、物理的に大の大人(デブ3人?+普通1人)が4人用だと少し狭いってのもあるんですけど。(苦笑)
でもこれはゆったりと別荘気分を味わうことが出来て大正解でした。
それに畳コーナーが3つもあって、重爆撃機隊(イビキ)とは離れて安眠することも出来たしね♪
これで近くに温泉があれば最高なんだけど、そうそう贅沢ばかりも言ってられません。

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柳ジョージ&レイニーウッド 『ベスト・セレクション』

  • 2008/11/05(水) 22:00:00




柳ジョージ。
今年の春先からなんとなくもう一度聴いてみたいなぁと思っていた人でした。


先週末、仕事帰りに寄った中古CD屋で見つけることが出来たので早速聴いてみました。


”ノスタルジー込み込み”でかなり沁み込んでくるかなぁ?
なんて期待しました。
だけど当時の印象と全然変らなかったので拍子抜けでした。
この人のアルバムを買っては満足しきれずにちょっとガッカリしていたことを思い出してしまった。(苦笑)


それでも『時は流れて』(この歌が入ってるベストってこれだけ)や『祭りばやしが聞こえるのテーマ』は、やっぱり’70年代の薫りが色濃く漂う名曲だなぁと聴き入ってしまったけど。

特に『祭りばやし。。。』は思いがけずに、これまでレコードでも持っていなかったサントラ・バージョンだったんでとても嬉しい♪

それと”同じ時代を生きてきたけど明日が違った”と歌う『同じ時代に』。
ちょっと歌詞がRCの『スロー・バラード』を思わせる内容で、この歌をよく聴いていた自分の東京時代の”ノスタルジー込み込み”でズブズブと沁み込んじゃいました。
そう、大体は明日が違っちゃうんですよね。
かといって昨日までが同じだったなんてこともそうそう無いんだけどさ。(笑)


なんだかんだ言ってもこの3曲を改めて聴き直すことが出来ただけで満足です。
ハイ。

だって490円(税込み)だもんね。(笑)


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山崎さん!山崎さんっ!!


やっぱもう一回観たいなぁ。
『祭りばやしが聞こえる』
DVD(レンタル)化して欲しいです。
ホントに。。。

モンテ・ヘルマン監督 『断絶』

  • 2008/11/04(火) 23:10:00




’71年製作のアメリカン・ニュー・シネマにして伝説のロード・ムービー。


アメリカン・ニュー・シネマもロード・ムービーも私にはどちらも大好物♪

とは言っても。
映画は主演の4人が改造自動車で賭けレースを行いながら大陸横断する様子をただ淡々と綴っているだけの内容ということらしい。
なので、これは大当たりか大外れのどっちかだなぁなんて覚悟を決めて観始めました。

ところが予想に反して?
少し退屈するくらいで観終わることが出来てちょっとホッとしました。(笑)
かといって何かが心に残るようなこともなかったけども。

それでも主演4人で生き残ってる(文字通りの意味で)のがジェイムズ・テイラーただ一人っていうのは何か感慨深いものがありますね。
そのジェイムズ・テイラーも今じゃすっかり剥げ上がっちゃってるし。。。(苦笑)

まぁ、こういう映画も有りかなぁっていうのが正直な感想です。

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同じようにただ主演3人の日常を淡々と綴った『ストレンジャー・ザン・パラダイス』。
これにはかなり共鳴したものだったけど。

生きてきた時代が違うからなのかなぁ。。。

和田竜 『忍びの国』

  • 2008/11/03(月) 21:00:00

2008.10.28

和田竜 『忍びの国』





前作の『のぼうの城』同様に、これまでの歴史小説であれば数ページですましてしまうような手垢の付いていない史実を汲み上げて再構築して読ませてくれました。

ただ、今回は話の中心になるのが”忍び”ということもあって、スカっと痛快というわけには行きませんでしたね。
ちょっと陰鬱なところが目立ちました。

それと前作では”リアルさ”と”法螺話”のバランスが心地良くて積極的に騙されてしまいたくなる愛すべき作品でしたが、今作は”法螺話”の方が強くてちょっと距離をとってしまったところもありました。
だって、さすがに”大膳”や”無門”強すぎだろ?なんて。(苦笑)

もちろん、これは好みの問題だと思いますけど。

それにしてもこれからが楽しみな作家さんであることは間違いないですね♪