さそうあきら 『マエストロ』 

  • 2008/08/18(月) 22:20:29

さそうあきら 『マエストロ』




2008.08.16

すごい!!すごい!すっごい。。。

ラストのクライマックスのコンサート。
彼らから解き放たれた’音楽’が本当に聴こえてくるようでした。
ただただ圧倒されるしかない。
鼻をグシュグシュ言わせながらすごいっ!
と呟き続けるしかなかった。(苦笑)


このラストの圧倒的な素晴らしさ。
あとがきでさそうあきらさん自身が語っているように、コンサートに至るまでのオーケストラの一人一人をうきぼりにする人物描写とエピソードがあってこそのものです。

いつもの冷徹な目線と、その先にある優しい眼差でもって描かれる痛みとともに胸に沁みる’確か’なエピソードの数々。
そんなエピソードを丁寧に積み重ねたうえで迎えるラストのコンサート。
マエストロ・天道の最後に見せた笑顔に導かれて紡ぎ出された音楽とともに天上に還る魂と鎮魂の想い。
本当に心が震えました。

多分この作品のテーマだと思う’この世で一番美しいものは音楽だ’という作中の言葉。
その言葉の意味を見事に描ききってくれました。
クラシックに馴染みの無い自分にも、さそうあきらさんが音楽に込める想いのほどが伝わりました。

いつまでも心に残りそうな素晴らしさです。

連載中断などの困難を乗越えて作品を完成させた、さそうあきらさんと関係者の皆さんには本当に感謝です。


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お盆休みに読みたいとは思っていたものの、『おくりびと』ももうじき発売だしということで我慢するつもりだった。
ところがカミサンの実家に帰省したときに覗いた地元の古本屋でのまさかの出会い。
新潟じゃぁ新品でもジュンク堂でしか見かけなかったのに。
しかも一冊260円。(ブッ○・○フなら確実に360円以上)
セコいけど嬉しい♪