Everybody's Talkin'  〜 三回忌 〜

  • 2008/08/31(日) 21:00:00

この週末は義父の三回忌でした。

あれからもう2年が経ってしまった。
早いもんです。
特に40を過ぎてからは時の流れに追い付くのでやっとという感じです。(苦笑)

それにしても会食ではまたもやあることないこと、
ここぞとばかりの(義父への)口撃で盛り上がってしまったけど
あれで供養になったんだろうか?(汗)
まったく困ったもんです。(笑)


でも多分、一緒になって笑ってくれてたでしょう。
なんかオレにも飲ませろなんて声が聞こえたような。。。


Harry Nilsson/Everybody's Talkin' 


ローリング・ストーンズ 『女たち』

  • 2008/08/28(木) 22:30:00




ここ数年夏になるとなんとなく欲しかったアルバムでした。
季節はギリギリとはいえまだ夏のこの時期。
先週立ち寄った中古CD屋で見つけたので思わず手を出してしまった。
まったく、給料日前だったというのに!(笑)

で、この『女たち』も初めて聴いたのはちょうど30年前の高三の頃。
って、性懲りもなくまた30年前シリーズです。(苦笑)

その年、ストーンズ物は春先に『ブラック&ブルー』や『レット・イット・ブリード』を聴いていて、特に『ブラック&ブルー』はお気に入りのレコードとなっていた。
そんな矢先の初夏に発売されたので、喜び勇んで直ぐに飛びついてしまった。
ストーンズ初めての原体験♪

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長谷邦夫 『マンガ編集者狂笑録』

  • 2008/08/26(火) 23:30:00

2008.08.22

長谷邦夫 『マンガ編集者狂笑録』




マンガ編集者が担当する作品(マンガ)のプロデューサー的な役割を担っていると知ったのはいつのことだったろう。

なので、この作品に期待したのは以下の一点のみ。
名物マンガ編集者が作家とどう対峙して伝説のマンガが生まれたのか?

この生まれる過程そのものが今となってはレジェンド(伝説)そのものだと思うし、作者の経歴を見れば彼にしか語れないエピソードもいっぱいある筈。

と思って読んでみたら。。。
ここで描かれているのは名物マンガ編集者その人たちに焦点が当てられた彼らの半生。
それでも昭和の時代を熱く駆け抜けた彼らの姿が生き生きと伝わってくるようであれば良かったんだけど、私には何故か何回か読み直さないと意味が伝わってこないところが多々あってどうにも読みづらい。
別に難しい文章というのではないんだけど。
’誰が、いつ、どこで、何を’ってのがすんなり頭の中に入って来ない。

ということで彼ら名物マンガ編集者その人たちに興味を覚える前に読み疲れてしまった。
本物のノンフィクション作家がこれを書いていたら?
なんてことを思ってしまった。

『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』

  • 2008/08/25(月) 23:25:00




意外にも(殴!)真面目に作られた青春グラフィティ物でした。

それもグミチョコのように作り手側の照れや言い訳がましさが一切無い、コメディ側に振った直球ど真ん中の勝負。
やっぱりこうでなきゃね。
くっだらねぇ〜♪とかニヤつきながら楽しんでしまった。

舞台となった’79年っていうのは自分にとってもほぼジャストな時代設定。
さすがに当時の空気感までは再現出来なかったものの、車やバイクや自転車とかポスター等の大物・小物、それにファッションや挿入曲なんかで雰囲気を出そうと頑張ってたのには好感が持てました。

それに何と言っても(ぼくたちと駐在さんの)’夏の熱さ’はしっかりとフィルムに焼き付けられてたしね。
思いっきり笑わせてくれて最後は少しほんわかと。
思わぬ拾い物でした。
良かったです。


しかし、ジェミー君のセーラー服姿(女装)のキュートなことといったら。
もうね。。。
堪りません!降参です!
グッドでした。(苦笑)
  
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初代ウォークマン。
自分も発表直後にソニーの営業さんに取り寄せてもらって月賦(ローンじゃないよ?)で買いました。
懐かしい!

SWEET CANDY   今年の夏も。。。

  • 2008/08/24(日) 23:10:00

今年の夏も何もしなかったなぁ。。。
このまま夏も終わっちゃうよ。

って、森高の歌詞そのまんまかよ。(苦笑)
結局、今日のiさんプロデュースの佐渡島半周ツーリングにも参加出来ずで終わっちゃったし。
(雨で中止だったみたいだけど)

でも秋は何か良いことが待ってる筈。
うん、秋に期待!(笑)

今日の気分一曲

トラフィック 『ウェルカム・トゥ・ザ・キャンティーン』

  • 2008/08/23(土) 23:30:51

お盆に実家に帰った時に押入れをゴソゴソやってたらこんなものを見つけてしまった。
こんなのいつ買ったんだっけ?
というよりも買ったことさえ記憶に無かった。(汗)




でもこのアルバム、今年スティーヴ・ウインウッドの新譜を買ったときにトラフィック関係のアルバムをリサーチして、ちょっと聴きたかったので丁度良かった♪


アルバムをチェックしてみるとB面が、10分を超える『ミスター・ファンタジー』と9分近い『ギミ・サム・ラヴィング』の2曲。
ウインウッドとデイブ・メイスンの白熱のギター・バトル?
どんなだったろう?
もう全然憶えてないよ。
とちょっと期待を込めて聴いてみた。

ふ〜ん、プレイ自体はジャム・セッションって感じ。
ギター・ソロも大したこと無いし。
録音もミックスもラフで当時(’71年)としてもすごく音が悪い。
『ギミ・サム・ラヴィング』なんかでは
肝心のウインウッドのボーカルが演奏に埋もれちゃってるよ。オイ!
少なくともこの2曲はスタジオ録音盤のオリジナルの方が良いなぁ。
ただ長いばっかりじゃん。
アルバム全体もあんまり。。。

やっぱオレってトラフィックは合わないんだなぁ。。。(シミジミ)


と、それがどうしたことか?
なんとなく惹かれるものがあって結構の回数聴いてしまってる。(苦笑)

それはこのアルバムにはロック草創期のまだゴツゴツしたブリティッシュ・ロック(死語!)の匂いが濃厚に漂っているから。
ホント、胸を張って恥ずかしいくらいにロック!。
録音/ミックスのラフさ加減も逆にライブの生々しさと熱気が伝わってくる感じでこれもまた有りなのかな。
いまではこんな’匂いたつような音’は望むべくもないもんなぁ。

昔はこういう湿り気を帯びた重いサウンドってあんまり好きではなくて、カラッとしたアメリカン・ロックの方が好みだったんだけど。
不思議だ。(苦笑)

そしてなんと言っても、この肉厚で立派な二つ折りジャケットを眺めて、クレジットを隅から隅までチェックしながら音楽を聴くって行為。
紙ジャケCDなんて代用品にもならないことを再認識です。
なんとも幸せな心持ちになってくる。
レコードってやっぱり良いなぁ♪

ま、昭和の男だからね。(笑)

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一緒に持ってきたレコード。
ふふっ、今度はどれを聴こう。




三山のぼる 『カンブリアン』

  • 2008/08/21(木) 23:00:00

三山のぼる 『カンブリアン』



2008.08.15

ホントはまだちゃんと通して読んだことが無かった『メフィスト』を読みたかった。
でも、そうそう都合良く手に入る筈もなく。
古本屋で手頃に手に入れられるこれを選びました。
この根性無しめ!(苦笑)

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通低に流れる暗い情念はいつもの三山のぼるさんそのもの。
そんな暗い情念が立ち登る中で繰り広げられるエロティック・ハード・バイオレンス?
それを圧倒的な画力でもって書上げるているものだから、もう最初から最後まで飽きさせない納得の仕上がりでした。
なんと言っても登場する女性達の色っぽさには。。。もうね。
ハイ、素晴らしいの一言です!(恥)

でも、何か物足りなさが残ります。
これって本当に書きたかったものなんだろうか?

雑誌に連載当時(もう10年近くも経つんだ!?)も面白いとは思いつつも、これ三山のぼるさんで無くても良いよなぁ?と感じてました。
もちろん三山のぼるさんだからこそ、エロマンガよりもエロく(苦笑)、そして当然のように読み物として成立しているわけなんですけど。


ただ『メフィスト』で燃え尽きてしまったのか、以降は本当に書きたいものが見つけられずにずっと試行錯誤を続けていたように感じます。
この人の力をもってすれば、もっとすごい作品をものに出来たろうにと少し残念な気持ちも募ります。

笹本稜平 『還るべき場所』

  • 2008/08/19(火) 23:30:43

笹本稜平 『還るべき場所』



2008.08.13

なかなかの読み応えがありました。

主要登場人物達とその縦横の関係は良く練られていて魅力的だし、後半クライマックスの登頂シーンもこれでもかというくらいの困難の連続で骨太にグイグイと読ませてくれます。
エピローグもなかなかの余韻を残してくれてと。
エンターティメントとしては一級品ですね。

でも頭に’山岳’という冠がつくと。。。

やっぱり沢木耕太郎さんの傑作ノンフィクション『凍』や、同じフィクションでも夢枕獏/谷口ジローの『神々の山嶺』の迫力と臨場感には及ばなかったなというのが正直な所です。

ハラハラドキドキはしても標高7,000m超えの’寒さ’や’痛み’とか’苦しさ’をあんまり感じることが出来なかった。
ガラス一枚隔てた安全なところで芸達者な役者さん達が頑張ってるって感じですね。
エピローグも『神々の山嶺』の二番煎じという印象がどうしても拭えない。

ま、比べちゃいかんだろうと分かってはいるんですが、’山岳’を謳ってるからにはやっぱりね。(苦笑)

さそうあきら 『マエストロ』 

  • 2008/08/18(月) 22:20:29

さそうあきら 『マエストロ』




2008.08.16

すごい!!すごい!すっごい。。。

ラストのクライマックスのコンサート。
彼らから解き放たれた’音楽’が本当に聴こえてくるようでした。
ただただ圧倒されるしかない。
鼻をグシュグシュ言わせながらすごいっ!
と呟き続けるしかなかった。(苦笑)


このラストの圧倒的な素晴らしさ。
あとがきでさそうあきらさん自身が語っているように、コンサートに至るまでのオーケストラの一人一人をうきぼりにする人物描写とエピソードがあってこそのものです。

いつもの冷徹な目線と、その先にある優しい眼差でもって描かれる痛みとともに胸に沁みる’確か’なエピソードの数々。
そんなエピソードを丁寧に積み重ねたうえで迎えるラストのコンサート。
マエストロ・天道の最後に見せた笑顔に導かれて紡ぎ出された音楽とともに天上に還る魂と鎮魂の想い。
本当に心が震えました。

多分この作品のテーマだと思う’この世で一番美しいものは音楽だ’という作中の言葉。
その言葉の意味を見事に描ききってくれました。
クラシックに馴染みの無い自分にも、さそうあきらさんが音楽に込める想いのほどが伝わりました。

いつまでも心に残りそうな素晴らしさです。

連載中断などの困難を乗越えて作品を完成させた、さそうあきらさんと関係者の皆さんには本当に感謝です。


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お盆休みに読みたいとは思っていたものの、『おくりびと』ももうじき発売だしということで我慢するつもりだった。
ところがカミサンの実家に帰省したときに覗いた地元の古本屋でのまさかの出会い。
新潟じゃぁ新品でもジュンク堂でしか見かけなかったのに。
しかも一冊260円。(ブッ○・○フなら確実に360円以上)
セコいけど嬉しい♪


シガー・ロス 『残響』

  • 2008/08/17(日) 12:00:00



なんかやたらと明るくてシンフォニックな感じの歌ばっかり。

想像していたのとちょっと違う。
もっと厳かで静謐感が漂うような感じだと思ってた。
歌のそこかしらで聞えるいかにもヨーロッパ的なメロデイとかは悪くはないんだけども。

そして何を歌ってるのかも全然分からないし。
これがシガー・ロス本人達の傲慢な意向のせいなのか、
日本版制作陣の怠慢なせいなのかは分かりませんけどね。

あちらこちらで歌詞・対訳付きって言ってみんな嘘つきだ。
全くどいつもこいつも!(苦笑)
  ↓
http://www.neowing.co.jp/JWAVE/detailview.html?KEY=TOCP-66809

http://store.shopping.yahoo.co.jp/ggking/tocp-66809.html



でも何を歌ってるのか分かったとしても。。。
このクワイアの成れの果てみたいなただ苦しげなだけのボーカルには馴染めないだろうな。
悪い意味での青臭さ。
我慢して聴いていたんだけど最初の15分で苦痛になった。(笑)

タイトル通りに何かの残響を感じるどころか、
肝心の映像が浮かび上がってくることもない映画音楽みたい。
確かに美しい音楽だとは思うけど自分にはひたすら退屈でした。

さそうあきら 『俺達に明日はないッス』

  • 2008/08/12(火) 22:30:00

2008.08.09




さそうあきらさんの作品には必ず多かれ少なかれ’痛み’がつきまとう。
それも人間の根源的な部分で感じる痛み。
『神童』にしてもそうだし、『おくりびと』にしてもそう。
その最たるものが『犬・犬・犬(ドッグ・ドッグ・ドッグ』でした。

私がこの人のことを知ったのは結構遅くて確かその『犬・犬・・・』や『トトの世界』の頃だったと思う。
ただあまりにも辛すぎる作品だったので、注目はしたもののそれからはちょっと恐れを成して?敬遠気味になってしまった。
なので、この初期作品集もずっと存在は知ってはいたものの積極的に手に取ろうという気にならなかった。

それが先週末に古本屋で一冊105円でひっそりと佇んでいたので思わず摘まんでしまった。
状態は中の下/下の上といったところだけど。
でも、この値段ならね。(苦笑)

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で、早速読んでみると。。。

やっぱり痛かった。(笑)

今回は下半身を経由してみぞおちの奥を引っ張られるよう痛み。
随分と笑いのオブラードで包んではいるけど。
そしてどこかで見え隠れする優しさよりも、突き放した冷徹な目線の方が印象的です。

これはこれで充分に楽しめたし良作だと思うけど、あんまり読み返すようなことはないかな。
多分。
ちょっと辛くなってくるんですよね。
この人の痛さって。

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ということで、さそうあきらさんには珍しく?暖かい眼差しが素晴らしい余韻を残した8/29日発売の『おくりびと』の単行本が楽しみです。
最終回だけはコンビニでの立ち読みをなんとか堪えたしね。(苦笑)

横山秀夫 『クライマーズ・ハイ』

  • 2008/08/11(月) 22:40:00

2008.08.07

横山秀夫 『クライマーズ・ハイ』





読んでいて久しぶりにワクワクするような興奮を覚えました。

実はこの小説、数年前に最初の数十ページで読むのを断念したことがありました。
面白く無かった訳ではなく、タイミングが悪くて小説を読みたいというモチベーションが上がらない時だった。
それが去年、NHKでドラマ化されたものがかなり面白かったのでやっぱりいつか読まなきゃと。


小説はドラマでは伝えきれなかった部分。
主人公悠木や他新聞記者達の心の葛藤がよりリアル伝わってきてドラマよりも数段面白かった。
全く40代も後半だと言うのに’不惑’というには程遠い自分には実に共感を持って読めました。

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ただね。。。

単純に良かった、面白かった、感動した!
って能天気に言っていて良いもんなんだろうか。

『震度0』での阪神大震災もそうだったけど、
日航機事故を背景に使う必要って全く無いです。


例えば事故原因のスクープを断念するくだり。
ドラマでも違和感を感じたんだけど、その違和感が解消されることは無かった。
スクープを断念した原因 〜 ’事故の大きさ’に対して不確定なものを伝えられない。’
この奇麗事もさることながら、
結局はその事故の大きさに見合うものとして日航機事故を’利用’しただけじゃないかと。。
そして新聞記者達の葛藤とぶつかり合いにより迫力と臨場感を与えるための道具でしか無い。

ホントに良いの?
こんな’安い’感動をものにする為に日航機事故を利用しちゃっても。

ということで素直に面白かったと言いたくない自分がいます。
ひねくれ者でスイマセン。

この作品、完全フィクションだったら全面的に支持します。

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日航機事故のあった’85年。
今の会社に転職して新潟に戻ってきた年なんで自分にとっても思い出深い年です。
事故の有った8月というと職場にはようやく慣れてきたとはいえ、仕事を覚えるのにまだまだ必死で余裕なんて無かった頃でした。

そんなんで事故直後は生存者がいたことの驚きとその救出劇には感動したけれど、どこかの遠い処で起きた所詮は他人ごとという冷めた感じもありました。
でもしばらく経ってフライディだかフォーカスの写真を見て事故の凄まじさにショックを受けてしまった。
そして亡くなられた方達の機上で書いた殴り書きの遺書の重さに改めて感じ入ったものでした。

やっぱり忘れちゃならない。
風化させてはいけない類のことだと思います。


でも、こんなものに決して利用しちゃいけない。