佐々部清監督 『夕凪の街 桜の国』

  • 2008/04/09(水) 22:25:51





真っ当な、至極真っ当な実写化でした。
原作のファンとしては
変に脚色してバランスを崩して欲しく無かったので少しホッとしました。

それだけに、『夕凪の街』での妹’碧’の声だとか、『桜の国』での七波が生まれる前の両親の出会いに立ち会うといった演出はホントに余計に感じました。(怒!)
おもいっきり引いちゃいました。
こんな余計なことをしなくても皆実や七波の想いは視聴者は理解してくれますって!
もっと視聴者を信じなさいよと。。。
っていうか、それが監督の手腕でしょう!?

ま、これは監督に自信が無かっただけかもしれないですけどね。(毒)
この監督さんの限界でしょう。
いや別にこの監督さんをキライなわけではなく、
『チルソクの夏』なんかは割りと好きだったりするんですけどね。

それ以外はまぁ、キャストも原作のイメージをまずまず損なわずで良かったんじゃないでしょうか。
ちょっと『桜の国』はばたついてましたけど。

それにしても皆実を演じた麻生久美子さんは素晴らしかった。
これまではあんまり好きな女優さんでは無かったんだけど、
皆実の柔らかな切実さを見事に演じきってました。
この人があってこそ初めて『夕凪の街』も成り立ったのではないか?とさえ思ってしまいました。
なんだか、麻生久美子さんが画面に写っている間はずっと鼻の奥がツーンとしてたような気がします。(苦笑)

そして映画も原作の重要なメッセージをそのまま使っていました。

  『広島のある日本のあるこの世界を愛する全ての人へ』

本当に今を生きる全ての人に見て欲しい作品だと思います。

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あっ、もちろん、原作の方ですけどね。(殴)