『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』 映画

  • 2007/10/29(月) 23:41:01

泣きにも笑いにも好きなように振れるところを、抑制を効かせて『親子』『夫婦』の普遍的な『絆』や『想い』の部分を抜き出して 原作の持つ味わいを損なうことなく見事に映像化してくれていました。
脚本も演出も良く我慢したものだと思います。
派手な仕掛けは一切ありません。
でも現実はこのようなものだったんでしょう。
それだけにオカンが息を引き取るところでは胸がつまりました。

他にも、
オカンが上京するときに住み慣れた家を離れるときの不安げななんともいえない表情。
ボクがオカンの手を引いて横断歩道を渡るシーン。
丁寧にのし紙に包まれた箱。。。
思い出すと自然に目から汗がこぼれてくるような場面がいっぱいでした。
この映画で号泣することは無かったけど、なんだかボディ・ブローの様に後からジワジワと効いてくるような気がします。

そして役者さんたちもまた素晴らしい。
樹木希林さんは、頑張り屋の心優しいワタシの世代の母親像を見事に体現していました。
小林薫さんも久しぶりに競馬の人だけじゃ無いところを見せ付けてくれて嬉しかった。
そしてオダギリ・ジョー。
顔形は全然似ていないのに不思議とたたずまいはリリーさんそのもの。
さすがでした。

想いの詰まった原作をこうして素敵な映像作品として送り届けてくれたスタッフや役者の皆さんに感謝です。
なんだかほっとしました。
って、ただの原作の一ファンでしかないんですけどね。(笑)

さて、
ワタシも親孝行をしておかなくてはそろそろまずいんだけど。
これが、
なかなか、、、ねぇ。
ゴメンナサイ です。。。





【蛇足】
わかってはいたけど最後の主題歌だけはなんとかならなかったのかなぁ。 
なんかヤラシィ。