ビーチ・ボーイス 『ゴッド・メイド・ザ・ラジオ』

  • 2012/07/19(木) 23:30:00




思わずため息がついて出るような素敵なアルバムでした。

とても70近いオッサン達が作りあげた音楽だなんて思えない。


  ・


私が洋楽を聴き始めた'70年代の中ごろでさえビーチ・ボーイズはすでに時代遅れといった感じだった。

'80年前後に『スマイリー・スマイル』や『ペットサウンズ』を聴いたものの自分には全然合わなかった。

だからビーチ・ボーイズに思い入れはないし、あの『スマイル』だってこれからも購入することはないだろう。


ただ'88年のブライアン・ウィルソンの初ソロ。

これは好きだった。

ブライアンと『スマイル』にまつわる悲しいエピソードに詳しくなっていったのもこの頃からだった。


それからだってもう時代は二回り。

自分が歳を取ったからなのか?

それともやりきれないことばかりが目についてしまうこの時代のせいなのか。

このアルバムを聴いていると不思議と楽しかった思い出が逆光の向こう側から蘇ってきた。


冒頭のコーラスとピアノだけのインストナンバーと2曲目のタイトル・ナンバー。

そしてラストの”過ぎゆく夏”。


ブライアンのこれまで歩んできた厳しい道のりの果てに生まれたこんなに美しいナンバーが楽しかった時を喚起させるんだろう。




いつしか終わってしまう夏。

その名残りを惜しんでいたい。

ローリング・ストーンズ 『ブラック・アンド・ブルー』 SHM盤

  • 2012/07/02(月) 22:30:00




EURO2012が終わった。

もしかしたらイタリアが準決勝の勢いのまま行っちゃうかも?

なんて思っていたけどいやいやいや。(笑)

イタリアの不運を差し引いてもスペインは凄かった。


やっぱりサッカーって面白い♪

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イーグルス 『ホテル・カリフォルニア』 

  • 2012/05/23(水) 22:00:00

やっとリマスター版に買い替えた。

とはいっても2004年発売の中古盤だけど。

でも手持ちのCDはCDプレーヤーを手に入れた時に生まれて初めて買ったCDだったからかれこれもう25年ほど前のものだ。

それに比べればまだまだ新しい。(苦笑)


ただ肝心の音質はこんなもんなのかなぁと。

特にスネアドラムはアナログだともっとビシっとズシっと良い感じで響いていたように思うんですけど・・・






しかしつい数年前までは紙ジャケなんて大きらいだったのに。(汗)

でも紙ジャケって初めて聴いた頃の思い出がより鮮明に蘇るんですよね。

中高年のオッサンにはそれだけでもなによりのご馳走です。

後ろを振り返ってばかりだけどそれの何が悪い?

って感じです。(爆)



それにしてもこのアルバムとはもう35年の付き合いになる。


親兄弟を除いたら一番長い付き合いだ。(笑)




あとどれだけ付き合えるんだろう。

イーグルス 『ならず者』

  • 2012/05/07(月) 22:30:00




どうもこのところやる気が起きない。


プチ鬱?

それとも更年期?(苦笑)


そんな状態だからよけいに沁みたのかなぁ。


こんなに良いアルバムだったっけ?と。


  ・


去りゆくものへのシンパシー。

なくなってしまったものへの憧憬。


もちろんアルバムとしては『呪われた夜』なんかの官能的な成熟度合には適わないんだけどこの瑞々しさは格別に素敵だ。


現在のドン・ヘンリーやグレン・フライがこれを聴いたらどう感じるんだろう?

ま、何かを感じるようだったらドン・フェルダーを首にはしてないだろう。(笑)



それにしてもグレン・フライの甘い歌声がどうしようもなく郷愁を誘ってくる。

この人の歌声にこそイーグルスの魂が宿ってる。


そんな感じだ。


ナイアガラトライアングル vol.2 30th Edition 

  • 2012/04/18(水) 21:00:00

ゴールデン80’s!(苦笑)





大滝詠一も佐野元春も杉真理も当然のことながらまだ若く(佐野元春はひとりトンガって(笑))そして各ナンバーはイヤってくらいにキラキラと輝います。





このアルバムにはこれまで縁がなくて”A面で恋をして”も”彼女はデリケート”もフル・コーラス聴くのは今回が初めてだったのに、不思議とあの頃の思い出が次から次へと。

完全にタイム・スリップ状態です。(笑)



'61年生まれの私には'80年代がちょうど20代の頃にあたる。

もちろん若い頃の思い出といっても平々凡々なものしかなく、どちらかといわなくても痛かったり恥ずかしかったりバカだったり憂鬱だったり・・・

でも今から思うとあれはあれで黄金の日々だったんでしょう。


コンチワ&サラバ、ゴールデン80’s!?



佐野元春の『SOMEDAY』も無性に聴きたくなった。

リマスター盤の再発を希望します!


  ・


さて、『EACH TIME 30th Edition』までおそらくあと2年。

それでお終いって本当に寂しい。

できたら新作も聴きたいね。





40th Editionもあったりして!?

ブルース・スプリングスティーン 『レッキング・ボール』

  • 2012/04/04(水) 21:00:00




この人の新譜をまた聴くことになるとは思っていなかった。

『トンネル・オブ・ラブ』以来だから25年ぶりか。

あの頃はまだ内心はもう無理だろうなと思いながらもスプリングスティーンに『明日なき暴走』的なものやそれを超えるようなアルバムを求めていた。


だって”ロックン・ロールの未来”だったんだもの。


ところがEストリート・バンドと別れて発表した『トンネル・オブ・ラブ』はあまりロックをかんじさせないラブ・ソング集。

あれでスプリングスティーンを追う気力が尽きてしまった。

その後もマッチョなアメリカ白人のイメージが大きくなるばかり・・・



さてこの『レッキング・ポール』。

昔ながらのスプリングスティーンを感じさせるロックにフォーク、カントリー、ゴスペルが違和感なく溶け込んでいた。

もしかしたら『ネブラスカ』の辺りからこんな音楽をやりたかったんじゃないだろうか?

なんて思ってしまった。

確かにアメリカ白人のアメリカ白人によるアメリカ白人のための音楽にちがいはない。

だけどあんまり臭みは感じなかった。

歌詞の中の”星条旗”を”日の丸”に置き換えてみれば日本の状況もそんなに変わらないからだろうか。

スプリングスティーンの怒りや悲しみや憤りは日本人の自分にもよく伝わってきた。


特に”ロッキー・グラウンド”から昨年亡くなったクラレンス・クレモンズが参加した”ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームズ”の流れは感動的だった。

そこにこんなんを見せられたらどうしたって泣けてしまう。(改めて合掌)






ただ私には”音楽はいらない”と歌った二階堂和美や”自分の心が自分でも分からない”と歌った坂本慎太郎の方がより切実なものとして胸に響いてしまう。



『レッキング・ボール』。


良いアルバムだと思うがまだ2回しか聴いていない。



でもこの先聴き込みたくなるんだろうか。




オーリアンズ 『夢のさまよい』

  • 2012/04/02(月) 21:00:00

オーリアンズの『夢のさまよい』は19歳の時に初めて聴いて以来ずっと大好きなアルバムだった。





ただあまりにもレコードで聴き込んでいたので'90年代の初めの頃にCD化されたときはつい買いそびれてしまった。

まぁ、そのうちにリマスターで再発されるだろうと思って気楽に構えていたのだが一向にその気配がない。(泣)

ということで何年越しかでやっと(中古・お手頃価格)手に入れた♪


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オーリアンズはウエスト・コーストを拠点にしたバンドだった。

ウエスト・コーストというと先ずはイーグルスとなるが彼らほどには内省的でなかったし、もう一方の雄のドゥービーズほどあっけらかんともしていなかったが、リトル・フィートほどにはひねくれてもいなかった。

悪く言えば中庸なアメリカン・ロック。

だけど日本人が思い描く爽やかなウエスト・コースト・サウンドを体現していた。


そして爽やかなだけでなくプレイもかなり強力だった。

オーリンズ(オーリアンズ)と名乗る割にはセカンド・ライン的な乗りはないがファンキーなビートをたたき出すリズム・セクション。

そのリズムをバックに繰り広げられるジョン・ホールとラリー・ホッペンのツィン・リード・ギターは心地よくそしてかっこよかった♪

そこにジェイムス・テイラーやジャクソン・ブラウン直系のシンガー・ソング・ライター的なしみじみとした味わいが加わるのだから堪らなかった。


『夢のさまよい』は彼らのそんな魅力が結実した一枚。

ファンキーでツイン・リード・ギターが大活躍する”ホワット・アイ・ニード”とタイトル・ナンバーの”夢のさまよい”。

聴くたびにカリフォルニアに恋焦がれた”ゴールデン・ステート”。

そしてほろ苦い春の風景と匂いの記憶につながるラストの”スプリング・フィーバ−”・・・


本当に胸を焦がすようにして聴いたアルバムだった。


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さすがに若いころに感じた輝きは少し鈍くなっていた。

あれから30数年。

私も歳を取ったということだ。。。orz (苦笑)


でもこれからもずっと年に何回か思い出したように聴きたくなるだろう。

それだけは変わらないと思う。



と願う。(大汗)

ローリング・ストーンズ 『エモショナル・レスキュー』 SHM盤

  • 2012/03/15(木) 21:00:00




ストーンズで初めて原体験したアルバムは『サム・ガールズ』だった。


それから2年。


その間に'70年代のアルバムの全てと'60年代の代表的なアルバムはあらかた所有してしまった。

だからストーンズで待ち焦がれて買った初めてのアルバムがこの『エモーショナル・レスキュー』だった。


期待に胸を膨らませてレコードに針を落とした時のことは今でもよく覚えている。


果たして聞こえてきたサウンドは夢中になった『サム・ガールズ』の延長線上にあった。


オープニング・ナンバーは”ミス・ユー”をもっとファンクっぽくしたような”ダンス”。
というよりも今となっては後の”アンダーカバー”の原点のように聞こえる。

そして大好きな”ライズ”タイプのロックン・ロールの”サマー・ロマンス”や”レット・ミー・ゴー”。

ミックが初めてファルセットにトライしたダブ・ファンクっぽいタイトル・ナンバーの”エモショナル・レスキュー”。

ストーンズ流のレゲエがさく裂する”センド・イット・トゥ・ミー”。


どれもこれもがストーンズ印のついたナンバーばかり。


今でも口ずさめてしまう。(笑)


ということは当時はそれなり聴きこんでいたはずだ。


もちろんがっかりしたわけでは無かった。


でものめり込んで聴くまでには至らなかった。


それぞれのナンバーは良くてもアルバム全体としては散漫でどこか集中力が欠けていた。


でもそうであっても不思議なことに『エモーショナル・レスキュー』にはまだねじふせられてしまうようなパワーを持っていた。

このアルバム以降はそんなパワーも段々と硬直化して減衰していったように思う。

個人的にはこれがストーンズ特有の輝きをもった最後のアルバムだった。


だからもう一回、CDで聴き直してみたかった。



でも久しぶりに聴いてもそんな印象は変わらなかった。

もうちょっと違うものを感じられればと思ったんだけどな。(苦笑)

リトル・フィート 『セイリン・シューズ』

  • 2012/03/09(金) 21:00:00





ローウェル・ジョージの”リーダー・バンド”としてのリトル・フィートの絶頂期は『アメイジング!』の頃だろうと思う。

でもバンドとして最初の完成を迎えたのはこのセカンド・アルバムだった。



その『セイリン・シューズ』の幕開けは『イージー・トゥ・スリップ』。

上へ上へと登りつめていくようなロックン・ロール。
ストーンズの”ストリート・ファイティング・マン”を思わせるようなナンバーだけどもっと軽快でポップで大好きなナンバーだ。

それにバンドの強力な演奏力を見せつけるようなブルーズ・ロックの”コ−ルド・コールド・コールド”や”アポカリプス・ブルース”にこれも強烈なブギの”トライプ・フェイス・ブギー”

ローウェルの一筆書きのようなスライド・ギターも大活躍で嬉しい♪

他にもサード・アルバム以降では聴かれなくなったランディ・ニューマンやバン・ダイクにも通じて郷愁を誘うような”トラブル”にタイトルナンバー”セイリン・シューズ”。


そして極め付けが名曲の”ウィリン”。


この『セイリン・シューズ』にはいろんなタイプのナンバーが収録されているけど、やはりどれをとってもリトル・フィートとしか言いようのないナンバーばかり。

もちろんこのアルバムの後はメンバーを強化して、サウンドは南下を続けてエグミを増して傑作『ディキシー・チキン』や『ラスト・レコード・アルバム』が生まれるわけだけど。

だけどこの頃のまだ西海岸のバンドの香りが残るロックン・ロールも素晴らしい魅力がある。



ということを30数年振りかで聴いて再認識した次第です。(汗)


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このアルバムをよく聴いていたのは32年前の2月の中旬も過ぎた頃。

雪は峠を越えたけど路肩にたまった雪が融けてきて道は茶色くぐしゃぐしゃになっていた。

冬の季節で唯一きらいな風景です。

スタンドの仕事を終えた帰りのバスの中からそんな風景をうんざりしながら眺めていたことがなぜか今でも記憶に残っている。

春もそしていろんなことがまだ遠かった。

その時にウォークマンで聴いていたのがこの『セイリン・シューズ』だった。

そんな暗くうんざりした印象が刷り込まれてしまって今まであんまり聴く気になれなかった。



だけどそれもやっと雪融けです。(苦笑)


ザ・ビートルズ 『1967年~1970年』 リマスター盤

  • 2012/03/01(木) 23:30:00





そうだったんだ・・・


青盤は”発売順”に”ストロベリー・フィールズ・・・”から始まってたんだね。


”ストロベリー・フィールズ・・・”がアルバム『サージェント・ペッパーズ・・・』の前にしかもシングルとして発売されたってことを初めて知った。

自分は『サージェント・ペッパーズ・・・』の”後に”『マジカル・ミステリー・ツアー』で聴いたのが初めてだったので順序はずっと逆だと思い込んでいた。(汗)

発売当時は『リボルバー』も発売済みで”トゥモロー・ネバ−・ノーズ”を聴いていたとしてもこの”ストロベリー・フィールズ”を原体験した人はきっとぶっ飛んだことだろうね。


なんだ、これっ!?


ってわけわかんなかったろう。(苦笑)

しかもよく語られることだけどビートルズ達が意識して変わり始めた『ヘルプ!』からたったの2年しか経っていない。

この成長の速度というか成熟のスピードにはまったく恐れいるほかはない。


それにして”ヘルプ!”と”ストロベリー・フィールズ・・・”。


どちらも大好きなナンバーだけどとても同じバンドのナンバーだとは思えない。(笑)

このもの凄さを50を越えてやっと実感した次第です。


というわけでこちらの青盤は『サージェント・ペッパーズ・・・』以降の名曲がズラリ。

サウンドだって赤盤が良かったんだから悪いわけがない。

満足度はかなり高かった。


でも印象としては赤盤のインパクトの方が強かった。

それはレコードでもまともに聴いたことが無かった(録音が古臭くて聴く気になれなかった)ナンバーの数々がキラキラと光り輝いていたからだ。

もちろんリマスターの成果でもあるだろうし、今でもビートルズは中期以降の方が好きなことに変わりがない。

それでも初期のナンバーがストレートで瑞々しい魅力に溢れていたことを50年近くも経つのに気付かしてくれたことに感謝したい。


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青盤ももろん良かったんだよ!(笑)



カーネーション EDO RIVER

  • 2012/02/20(月) 21:00:00




素直に青盤にいくつもりだったんだけどちょっと寄り道。(苦笑)


ミニアルバム『UTOPIA』の中で気になった ”EDO RIVER”のスタジオ録音版をどうしても聴きたくなった。

 
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イントロのキーボードからしてもう堪りません。(笑)

そして繰り返し歌われるサビの歌詞。


 〜 東京から少し離れたところに住み始めて 〜


これがいろんなことを想起させるんですよね。


プライド、少しの敗北感、やり直し、寂しさ、期待、過ぎ去った春と新たな春・・・


女性のコーラスがまた良い感じに効いてる。



こういうのをエヴァー・グリーンな名曲って言うんだろうなぁ♪

20年前のナンバーだけどちっとも色褪せてない。


遅まきながらも出会えたことに感謝です。

ザ・ビートルズ 『1962年~1966年』 リマスター盤

  • 2012/02/06(月) 21:00:00




ビートルズにはそんなに思い入れもないので2年前のリマスター騒ぎもどこ吹く風だった。

ただそうはいってもビートルズ関連のCDで持ってるのはジョンの映画『イマジン』のサントラだけだったので、さすがにこの赤盤青盤だけは抑えておきたかった。

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